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PlayStation VR2 2022.11.04

「ピストルウィップ」「Zenith: The Last City」など、2023年内にPlayStation VR2で発売予定の新作VRゲーム10タイトルが発表

発売日が2023年2月22日(水)に決定したソニーインタラクティブエンタテインメントの新型VRヘッドセット「PlayStation VR2」(PSVR2)。

既に同ヘッドセットでは「Horizon Call of the Mountain」、「バイオハザード ヴィレッジ」、「Firewall Ultra」といった新作タイトルの発売が報じられていますが、11月2日に更新されたPlayStation Blogにて、追加の10タイトルが発表されています。

いずれも2023年内の発売を予定しているとのことですが、日本国内で全タイトルが発売されるかは本稿執筆時点で不明です。

「The Dark Pictures:スイッチバックVR」

国内でもバンダイナムコエンターテインメントより発売中のシネマティックホラーアドベンチャーゲーム、「The Dark Pictures」シリーズのVR向完全新作。17世紀のイギリスで迫害され地下へと潜った魔女や、異世界よりやってきた吸血鬼との命がけの戦いに挑むジェットコースター形式のアクションシューティングゲームです。過去の「The Dark Pictures」とは著しく毛色の異なるプレイスタイル、VRになってさらに衝撃性の増したホラー演出、PSVR2の視線トラッキングを活用した敵の動きを特徴としています。

「Crossfire: Sierra Squad」

オンラインFPS「Crossfire」(クロスファイア)シリーズのVR向け完全新作。極秘の生物化学兵器にまつわる陰謀を暴くため、プレイヤーは60を超えるミッションに挑んでいきます。ピストルにライフルといった39種類もの武器から、ヘリコプターに軽装甲機動車までもが入り混じる壮絶な銃撃戦、鋭敏なAIによる緻密な動きを見せる敵の動きを売りにしているとのこと。協力型のマルチプレイにも対応しており、最大4人までが参加可能となっています。また、難易度も3種の異なる調整を施したモードを用意するなど、VRの初心者と熟練者の双方に配慮しているようです。

「The Light Brigade」

闇に覆われつつある世界に光を取り戻すため、常に地形が変化し続ける戦場を進んでいくシングルプレイ専用のローグライクFPS。銃火器と魔法を駆使して敵を倒し、時に進むべき道を照らしていく、ファンタジーとミリタリー要素が融合した独特な世界観とゲームシステムを特徴としています。舞台となる戦場も凍った山脈、墓地といった一風変わったものが数多く登場。また、光(灯り)を駆使して闇に飲まれぬよう行動するといった、「Light」のタイトル名にちなんだ独自の攻略も求められてくるようです。
なお、本作はPSVR2に限らず、初代PSVR版も発売予定とのこと。

「Cities VR – Enhanced Edition」

都市建設シミュレーションゲーム「Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)」のVR向け完全新作。市長になり、道路や線路などの交通インフラ、居住区や商業区といった区画を予算内で整備しながら、自分だけの大都市を作っていきます。

2022年4月にMeta Quest 2向けに発売されたタイトルで、PSVR2版はグラフィックの表現周り、操作感を強化。具体的には街を建設する時の反応、その様子がはっきりと描かれ(感じられ)るようになっているとのことです。

「Cosmonious High」

個性豊かなエイリアンたちが通学する「コスモニウス高校」に不時着した主人公になって、宇宙的カオスから学校を救うために奮闘していくハチャメチャなストーリーを描いたVRアドベンチャーゲーム。ハイタッチ、グータッチといったジェスチャーに対し、エイリアンの生徒たちが自然な反応を返すという、最新鋭のVR技術を駆使した生き生きとしたキャラクターたちの描写を売りにしています。

SteamMeta Quest Storeにて販売中の同名タイトルの移植で、PSVR2版はグラフィック全般の強化、ロード時間の大幅な短縮が図られているとのこと。

「Hello Neighbor VR:Search and Rescue」

VRサバイバルホラー「Five Nights at Freddy’s VR: Help Wanted」のSteel Wool Studios開発による新作VR”隣人”ホラーゲーム。地下牢に閉じ込められた友人たちを救出するため、プレイヤーは隣人であるパターソンの家へと潜入。彼に見つからないよう、行く手を阻む仕掛けを解き明かしながら牢を空けるための鍵の捜索に挑みます。

不意に背後から現れ、こちらを捕らえたり、不穏な行動を見せるパターソンが醸し出す得体の知れない不気味さが大きな特徴。相手が幽霊などではなく、人間という点で設定的にも異彩を放っています。本作も前述の「The Light Brigade」と同様、PSVR2以外に初代PSVR版も発売予定とのことです。

「Jurassic World Aftermath」(ジュラシック・ワールド:アフターマス)

(Meta Quest 2版のトレイラー)

映画「ジュラシック・ワールド」と「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の狭間を舞台にしたVRサバイバルアドベンチャー。テーマパーク「ジュラシック・ワールド」崩壊後の「イスラ・ヌブラル島」に不時着し、研究施設内に閉じ込められた主人公になり、脱出を目指します。

2020年にMeta Quest 2向けに発売された同名タイトルの移植で、PSVR2版は有料のダウンロードコンテンツとして発売された続編「ジュラシック・ワールド:アフターマス パート2」をひとつにまとめた仕様になるとのことです。

「Pistol Whip」(ピストルウィップ)

アップテンポな楽曲に合わせて銃撃を決めていくVRリズムシューター。SteamMeta Quest Storeにて販売中の同名タイトルの移植。海外ではPSVR版も発売されています。

PSVR2版はハプティックフィードバック、アダプティブトリガーの機能双方に対応し、銃火器を照射した際やリロードを実施する時の手触りがより生々しいものへと進化しているようです。また、SSDへの最適化も実施され、ロード時間が大幅に短縮され、テンポよくゲームにのめり込めるようになるとのことです。

「Zenith: The Last City」

日本のRPG、アニメなどから着想を得た世界観を特徴としたVRMMORPG。100時間強におよぶ膨大なボリューム、リズムアクションゲーム風の戦闘システムを特徴としています。

PSVR2版は開発のRamen VRいわく、他のVRプラットフォームで販売されている「Zenith」とは別物とのこと。全く新しい100時間強の新コンテンツの追加、グラフィック全般の大幅な向上、そして捕まえた動物をペットとして飼育するといった新システムが新たに追加されるとのことです。

「After the Fall」(アフター・ザ・フォール)

「スノーブリード」と称される、突然変異型のゾンビたちの死闘に挑むVRアクションシューティングゲーム。国内でもPSVR版がダウンロード、パッケージ版共に発売中のタイトルです。

PSVR2版はハプティックフィードバック、アダプティブトリガー対応に伴う操作感の進化、4KのHDRディスプレイによってさらに美しく、細やかになったグラフィックを売りにしています。また、他のVRプラットフォームのプレイヤー同士とのクロスプレイにも対応。収録されるコンテンツも、他のVRプラットフォーム版では後日実施されたアップデート内容を含んだ最新のものになるとのことです。

(参考)PlayStation Blog


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