「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は10月23日~10月29日の関連ニュースが対象です。
目次
1. VRTRPG「Demeo」Quest Pro、パススルー機能対応アプデ実施、さらにハンドトラッキング操作への対応を図るアプデの実施も告知
2. 馬を乗りこなし、槍で一撃必殺を決めるVR決闘ゲーム「Jousting VR」発売
3. 閉鎖寸前のメタバースを駆けるVRアドベンチャー「Virtual Virtual Reality 2」PCVR版が発売
4. 未知の惑星を縦横無尽に探索するVRFPS「Hubris」PC版の発売日が決定
5. フェンシングの原理を応用したVR剣戟アクション「Broken Edge」PC、Quest版の発売日が決定
VRTRPG「Demeo」Quest Pro、パススルー機能対応アプデ実施、さらにハンドトラッキング操作への対応を図るアプデの実施も告知
VRテーブルトークRPG「Demeo」(デメオ: ダンジョン アドベンチャー)のMeta Quest(Quest 2)版を対象とする大型アップデートが10月25日に実施されました。このアップデート適用により、Meta Quest Proで遊べるようになるほか、パススルー機能によるMR(複合現実)プレイが楽しめるようになります。パススルー機能に関しては、Quest Proに限りフルカラー表示にも対応します。
さらにこのアップデートの後日、開発のResolution Gamesはハンドトラッキング操作に対応するアップデートを将来的に配信予定であることを発表しました。具体的に対応することによって、どのような操作が可能になるのかは本稿執筆時点で非公表です。米メディアUploadVRはダイスを振る、カードを引くといった部分が現実のTRPGさながらのものになるのではないのかと推察しています。
「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」は「ハンター」、「ソーサラー」といった個性豊かな職種を選んでパーティを編成し、恐怖と秘密に満ちたダンジョンの探索に挑むVRTRPG。テーブルを囲んでサイコロを振るというTRPG特有のプレイスタイルをVR空間内へと落とし込んだゲームデザインを売りとするタイトルで、2023年にはPlayStation VR2(PSVR2)版の発売が予定されています。
(参考)Road to VR、UploadVR
馬を乗りこなし、槍で一撃必殺を決めるVR決闘ゲーム「Jousting VR」発売
新作VRゲーム「Jousting VR」が10月28日、Steamで販売開始となりました。価格は税込1,010円。対応ヘッドセットはValve Index、Oculus Rift(Rift S)となります。日本語には未対応です。
「Jousting VR」は13世紀の中世ヨーロッパ地方を舞台にしたVR馬上槍決闘ゲーム。プレイヤーはとある王国主催のトーナメントに騎士として参加し、手持ちの槍と馬を使いこなしながら相手騎士との一騎打ちに挑んでいきます。
馬を乗りこなしつつ、ここぞというタイミングで槍を突き出して一撃必殺を決める、シンプルかつスリリングな戦闘スタイルが特徴。一騎打ちに限らず、進路上に配置されたターゲットの破壊に挑むチャレンジモードも用意されています。
また、万が一相手に先制された際の保険として装備品を調達したり、試合を通して得られた資金で強化を図るといったカスタマイズ&アップグレード機能も備わっています。さらにオンラインのPVPモードも収録。一騎打ちではなく、障害物を破壊して合計ポイントを競い合う対戦が楽しめるようになっています。
なお、11月3日午前2時頃までの間は発売記念セールとして、10%割引の税込909円で販売されます。
ソフトウェア概要
タイトル |
Jousting VR |
発売・開発元 |
VRAAR S.A. |
対応ヘッドセット |
Valve Index、Oculus Rift(Rift S) |
プレイ人数 |
1人(※オンライン時:2人) |
価格(税込) |
1,010円(Steam) |
(参考)Steam
閉鎖寸前のメタバースを駆けるVRアドベンチャー「Virtual Virtual Reality 2」PCVR版が発売
VRアドベンチャーゲーム「Virtual Virtual Reality 2」のPC向けVR版が10月28日、Steamで販売開始となりました。価格は税込2,050円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)で、日本語には未対応です。
「Virtual Virtual Reality 2」はVR空間内でさらにVRを体験する二重の構成、ブラックな世界観を売りにした2017年発売のVRアドベンチャーゲーム「Virtual Virtual Reality」の続編。
2022年2月にMeta Quest 2版が発売済みで、今回のPC向けVR版はその移植となります。プレイヤーは閉鎖の危機に瀕している「Scottsdale」の住民たちを現実世界へと帰還させるべく、様々なミッションに挑んでいきます。
二足歩行ロボットを操縦しながらメタバースの広大な大地(?)を駆け抜けるなど、前作から大きく強化されたアクション性がセールスポイント。ミッションにも戦闘イベントが新たに追加され、複数の装備と移動用フックを駆使する手に汗握る立ち回りが楽しめます。
今回の発売を記念した特別セールも実施中で、11月3日午前2時まで10%割引の税込1,845円で販売されます。
ソフトウェア概要
タイトル |
Virtual Virtual Reality 2 |
発売・開発元 |
Tender Claws |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S) |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
2,050円(Steam) |
(参考)Steam
未知の惑星を縦横無尽に探索するVRFPS「Hubris」PC版の発売日が決定
ベルギーのゲームスタジオCybornが開発中の新作VRゲーム「Hubris」の発売日が12月8日に決定しました。SteamのPC向けVR版先行で、対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語に対応しています。
「Hubris」はテラフォーミングの最中にある未知の惑星で消息を絶ったエージェントの行方を捜し出すべく、プレイヤーこと主人公が惑星各地の探索に挑むシングルプレイ特化のVRFPS。惑星各地には湖畔、洞窟、崖といった豊富な自然環境が設けられており、潜って泳いだり、クライミングしたりといった縦横無尽なアクションが楽しめる作りを売りにしています。
探索要素も充実しているほか、異星人との戦闘イベントも随所に用意。敵対する相手も人型に留まらず、ドローンに虫などバリエーションに富んでおり、それぞれ異なる戦術が試される手応えのあるものに仕上げられているとのことです。
本作は全ての主要なVRヘッドセットに向けての展開が告知されており、PC以外にMeta Quest 2、PlayStation VR2(PSVR2)版も発売予定となっています。こちらはPC版の後、2023年内になる模様です。
(参考)Road to VR
フェンシングの原理を応用したVR剣戟アクション「Broken Edge」PC、Quest版の発売日が決定
新作VRゲーム「Broken Edge」の発売日が11月18日に決定しました。PC向けVR版とMeta Quest 2版共に同時発売で、Meta Quest 2版に関してはストアページも開設されています。
「Broken Edge」は対戦相手との1対1の剣戟に挑むVRアクションゲーム。個性豊かなキャラクターと武器を選択し、それぞれ固有の戦闘スタイルと必殺技を活用しつつ、相手との一進一退の攻防を繰り広げていきます。
相手の持つ武器に攻撃が命中すると刃こぼれしたり、ダメージの蓄積に応じて破壊されてしまうといったリアルな挙動を見せる武器全般の仕様が最大の特色。攻撃の判定にもフェンシングの原理が採用されており、命中時の手触りを生々しく表現。グラフィックも水彩画調の独特な作風となっており、剣戟という題材とは裏腹な幻想的な雰囲気を醸し出しています。
開発は植林を題材にしたVR探索アドベンチャーゲーム「Winds & Leaves」のTrebuchet Studio。販売は「Apex Construct」「Cities:VR」などで知られるゲームスタジオ、Fast Travel Gamesが担当しています。
(参考)UploadVR、Meta Quest Store