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ゲーム・アプリ 2021.07.18

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(7月11日~7月17日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は7月11日~7月17日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRゾンビFPS「デスホライズン」にゲームモードを大量追加する大型アプデ実施
2. あのバイクスライドも!?VRゲーム「RUNNER」の最新映像公開
3. 本格派VRRPG「Vengeful Rites」製品版アプデが7月29日に実施
4. VR対応アドベンチャー「Obduction」Epic Games Storeで期間限定の無料配信開始
5. 細胞のような流体物質を巡るVR迷路パズル「Squingle」発売

VRゾンビFPS「デスホライズン」にゲームモードを大量追加する大型アプデ実施

VRゾンビFPS「デスホライズン: リーロード」の大型アップデート「CHALLENGS」が配信されました。このアップデートを適用することで、8つのゲームモードが新たに追加されます。

「デスホライズン: リーロード」は2017年にOculus GoGear VRなど向けに発売された「Death Horizon」のパワーアップ兼リメイク版。
プレイヤーは特殊部隊の隊員に扮し、「T12ウィルス」に感染したゾンビたちに占領された「ホライズン研究所」を探索していきます。シングルプレイのほか、最大2人で協力し合う協力型マルチプレイに対応。また、リメイクに当たって操作全般も一新されています。2020年9月には、日本語への対応アップデートも実施されました。

追加されるゲームモードは以下の通り。いずれもシングルプレイを対象としたもので、それぞれ独自のリーダーボードが用意されている以外に詳しい内容は公式から明かされていません。

1). Deep Dark Dare
2). See No Evil
3). Head Hunter
4). Curse Me Good
5). Close Combat
6). Dead Redemption
7). This is My Rifle
8). Speed Run

今回のアップデートと並行し、オンラインマルチプレイのマッチング機能の仕様も大きく改修。注目はOculusのホーム画面との連携で、ゲームを起動する前にフレンドとパーティを組んで始められるようになりました。

さらに爆発、閃光といったエフェクト全般の強化、バグ修正も同時に実施され、体験の向上が図られています。

(参考)UploadVROculus Store(Developer Post)

あのバイクスライドも!?VRゲーム「RUNNER」の最新映像公開

PC、Oculus Quest/Quest2、PlayStation 5の次世代VRシステム向けへの発売が報じられている新作VRゲーム「RUNNER」。その最新ティザー映像数点が公式Twitterにてお披露目されました。

映像では主人公Minaの特殊能力「R.U.S.H」を駆使して敵を撃退する様子のほか、カットシーン、オーディオデュオ「Fatbird」による劇伴が紹介されています。

劇伴以外は数秒程度と短めですが、「R.U.S.H」の映像はゲーム本編の一部を切り出したもので、能力使用時の演出、エフェクト、効果音を確かめられます。また、カットシーンの映像では主人公Mina以外の登場人物が少し映し出されるほか、どう見ても映画「AKIRA」でしかないバイクスライドを決める様子も紹介されています。

元々、「AKIRA」や「攻殻機動隊」などの名作アニメに影響を受けた作品であると発表されている本作ですが、一連の映像からはそのオマージュ度合いの強さが確かめられます。興味をお持ちの方は公式Twitterを参照ください。

(参考)RUNNER公式TwitterRoad to VR

本格派VRRPG「Vengeful Rites」製品版アプデが7月29日に実施

2018年11月より早期アクセス版がSteamで発売中のVRRPG「Vengeful Rites」。その製品版アップデートが2021年7月29日に実施されることが発表されました。開発のDeep Dive Interactiveによれば、製品版発売に伴う価格の値上げはないとのことです。

「Vengeful Rites」は様々な土地や迷宮を探索し、敵と戦ったり、謎を解いたり、隠された財宝を見つけたりしながら冒険を繰り広げていく本格派のVRRPG。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。価格は税込2,050円で、無料の体験版も公開されています。日本語には対応していません。

「VRに本物の冒険をもたらす」というコンセプトの元に開発された作品で、15時間以上に及ぶ本編ボリューム、豊富なクエスト、スキルの習得や装備品の強化といった多岐に渡る育成・カスタマイズ要素が特色。早期アクセス版発売後にもコンテンツの追加、ゲームバランスの再調整、操作性の向上といったアップデートを精力的に続けており、Steamコミュニティでは膨大な履歴を確かめられるようになっています。

なお、ゲーム本編は既に完全に完成している段階で、今後は磨き込みを主としたアップデートを続けていくとのこと。遊びやすさの向上を目的とした追加オプションも実装予定で、最終形の製品版がどのような形にまとまるのか、動向が注目されます。

(参考)UploadVRSteamコミュニティ

VR対応アドベンチャー「Obduction」Epic Games Storeで期間限定の無料配信開始

VR対応SFアドベンチャーゲーム「Obduction」の無料配信がEpic Games Storeにて開始されました。配信期間は7月23日午前0時までとなります。

「Obduction」は、VR版も発売された名作パズルアドベンチャーゲーム「Myst」で知られるCyan Worlds開発によるSFアドベンチャーゲーム。湖畔の散歩中、空より落下してきた奇妙な物体の衝撃で異世界へと転移させられた主人公に扮し、様々な謎を解き明かしながら脱出の手掛かりを探っていきます。

2013年にKickstarterで立ち上がったプロジェクトで、最終的に132万ドルの資金調達に成功。3年後の2016年にSteamでPC版が発売されました。

2018年にはサンソフトのローカライズによる、日本語対応のPlayStation 4(PS4)版がパッケージ、ダウンロードで発売されています。

発売当初はVR非対応でしたが、後のアップデートで対応を果たしました。Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityのヘッドセットに対応しており、Epic Games StoreのPC版も同様にプレイ可能です。
なお、PS4版とは異なり、日本語には非対応となりますのでご注意ください。

(参考)Epic Games Store

細胞のような流体物質を巡るVR迷路パズル「Squingle」発売

新作VRゲーム「Squingle」がSteamOculus Storeで7月15日より販売開始となりました。価格はSteamが税込2,050円、Oculus Storeが税込1,990円。ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality、Oculus Quest/Quest2に対応しています。なお、Quest版は「App Lab」経由の販売のため、ストアの新作一覧ページには表示されていません。

「Squingle」は細胞(腸?)のような流体物質の中で光る球体を掴んで動かし、ゴールへと導くVR迷路パズルゲーム。特徴はその摩訶不思議な世界観と鮮烈なグラフィックで、まるで人体の内部を巡っていくような独特のプレイ感を実現しています。
用意されているステージも100以上と膨大。場所によってはパズルやルート分岐といった仕掛けも登場します。操作も球体を掴んで動かすだけと、VRゲームに不慣れなプレイヤーも気軽に遊べる作りになっているようです。

なお、Steamではスペシャルプロモーションとして、7月22日午前2時頃までの期間限定で10%割引の税込1,845円で販売されます。米メディアUploadVRいわく、「Half-Life: Alyx」の本編で登場したパズルミニゲームが好きな人には注目の新作とのこと。さらなる詳細を確かめたい方はSteam、Oculus Store双方のストアページを参照ください。

ソフトウェア概要

タイトル

Squingle

発売・開発元

Squingle Studios、Ben Outram

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality、Oculus Quest/Quest2

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,050円(Steam)、1,990円(Oculus Store

(参考)UploadVR


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