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ゲーム・アプリ 2021.12.19

自分の人差し指が銃になるVRゲームが登場―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(12月12日~12月18日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は12月12日~12月18日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRエアギターゲーム「Unplugged」PCVR版発売、Quest版も対象の新機能も追加
2. 探偵VSマッドサイエンティスト。新作VRリズムゲーム「AGAINST」早期アクセス版発売
3. SteamでVertigo Games開発のVRタイトル期間限定特別セールが開催
4. 人差し指で侵略者を迎え撃つVRシューター「Finger Gun」予告映像公開
5. VRTRPG「Demeo」最新無料アプデ実施、今後のロードマップも公開

VRエアギターゲーム「Unplugged」PCVR版発売、Quest版も対象の新機能も追加

VRエアギターゲーム「Unplugged(Unplugged: Air Guitar)」のPCVR版が12月15日、Steamで発売されました。価格は税込2,570円。対応ヘッドセットはValve Index、「Oculus Link(Air Link)」経由のOculus Quest(Quest 2)で、プレイの際にはValve Index用コントローラ、Questのハンドトラッキングが必須となります。また、日本語を含む10言語に対応しています。

「Unplugged」はギターで著名なロックバンドの楽曲を演奏するVRリズムゲーム。奥から流れてくるリズムノーツに合わせ、(右利きの場合)左手の指でコードを動かし、右手のピックで弦を弾きながら演奏します。Quest版はハンドトラッキング機能を活かした独特の操作スタイルが特徴。タイトル通りのエアギター感覚で遊べる作りになっています。

今回発売されたPCVR版は、Valve Indexのコントローラでプレイするスタイルに一新。実際にギターを手に持ち、掴んでいるような手応えを感じながら楽曲演奏が楽しめます。

また、PCVR版発売と同時にQuest版も対象とした無料アップデートも実施。新曲「Unplug Yourself」と低難易度「Easy Peasy」が追加されました。さらにQuest版限定で、現実の世界を見ながらギター演奏が楽しめるパススルー機能への対応も果たしています。

ソフトウェア概要

タイトル

Unplugged: Air Guitar

発売・開発元

Anotherway、Vertigo Games

対応ヘッドセット

Valve Index、
Oculus Quest(Quest 2)(※要Oculus Link(Air Link))

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,570円(Steam

(参考)UploadVR、Steam

探偵VSマッドサイエンティスト 新作VRリズムゲーム「AGAINST」早期アクセス版発売

新作VRゲーム「AGAINST」の早期アクセス版が12月17日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込2,050円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。また、12月24日午前2時頃まではスペシャルプロモーションとして、20%割引の税込1,640円で販売されます。

「AGAINST」は楽曲のリズムに合わせ、襲い来る邪悪な敵たちを撃ち抜いては斬り倒していくVRリズムバトルアクションゲーム。プレイスタイルは好評を博したVRリズムシューター「Pistol Whip(ピストルウィップ)」に近いですが、剣に鞭といった近接武器が用意され、ジャンプしたり、壁を駆け上がるといったパルクール風のアクションシーンもあります。

1940年~1950年代の犯罪映画(フィルム・ノワール)に着想を得た色数を抑えたグラフィック、探偵とマッドサイエンティストの対立を描いたストーリーも見所です。

開発はVRパルクールゲーム「STRIDE」を手掛けたJoy Way。2021年4月の発表時点では、犯罪映画にちなんでマフィアたちとの死闘が繰り広げられるとの設定でしたが、その後、マッドサイエンティストが生み出した怪物たちと対決するというものに改められました。グラフィックに関しても発表当初の白黒調から大きく一新されています。

なお、早期アクセス期間は数ヶ月を予定。PC以外のヘッドセット(PlayStation VR、Oculus Quest、Oculus Quest 2など)への対応については計画中の段階にある模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

AGAINST

発売・開発元

Joy Way

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,050円(Steam

(参考)Steam

SteamでVertigo Games開発のVRタイトル期間限定特別セールが開催

「アリゾナ・サンシャイン」、「A Fisherman’s Tale」、そして「After the Fall(アフター・ザ・フォール)」の開発や販売を担当したVertigo GamesのVRタイトル及びダウンロードコンテンツを対象とした特別セール「パブリッシャーウィークエンド」がSteamで開催中です。期間は2021年12月23日の午前2時頃まで。



対象タイトルは以下、10タイトル+2DLCとなります。価格は税込です。

◇「After the Fall(アフター・ザ・フォール)」:3,690円(10%割引)
https://store.steampowered.com/app/751630/After_the_Fall__Launch_Edition/

◇「Unplugged: Air Guitar」:2,313円(10%割引)
https://store.steampowered.com/app/1623390/Unplugged/

◇「ARIZONA SUNSHINE – DELUXE EDITION」:1,343円(70%割引)
https://store.steampowered.com/bundle/13244/Arizona_Sunshine__Deluxe_Edition/

◇「Arizona Sunshine(アリゾナ・サンシャイン)」:1,019円(67%割引)
https://store.steampowered.com/app/342180/Arizona_Sunshine/

◇「Arizona Sunshine – The Damned DLC」:260円(50%割引)※DLC
https://store.steampowered.com/app/1074420/Arizona_Sunshine__The_Damned_DLC/

◇「Arizona Sunshine – Dead Man DLC」:155円(50%割引)※DLC
https://store.steampowered.com/app/850210/Arizona_Sunshine__Dead_Man_DLC/

◇「A Fisherman’s Tale」:1,012円(45%割引)
https://store.steampowered.com/app/559330/A_Fishermans_Tale/

◇「A FISHERMAN’S TALE – DELUXE EDITION」:1,689円(39%割引)
https://store.steampowered.com/bundle/15062/A_Fishermans_Tale__Deluxe_Edition/

◇「Traffic Jams」:1,099円(50%割引)
https://store.steampowered.com/app/1301930/Traffic_Jams/

◇「Skyworld」:722円(75%割引)
https://store.steampowered.com/app/342190/Skyworld/

◇「Skyworld: Kingdom Brawl」:427円(65%割引)
https://store.steampowered.com/app/977690/Skyworld_Kingdom_Brawl/

◇「World of Diving」:396円(80%割引)
https://store.steampowered.com/app/251890/World_of_Diving/

(参考)Steam

人差し指で侵略者を迎え撃つVRシューター「Finger Gun」予告映像公開

Oculus Quest(Quest 2)のハンドトラッキング機能をフル活用した新作VRシューティングゲーム、「Finger Gun」の予告映像が12月16日にYouTubeにて公開されました。

「Finger Gun」は自らの指を銃へと変形させる力を宿した主人公に扮し、襲い来る侵略者たちを撃退していくVRシューティングゲーム。主人公の設定が物語る通り、プレイヤーの指(人差し指)が銃になり、そこから弾を放てるという荒唐無稽の極みな作りが最大の特色。

操作はQuestのハンドトラッキングに特化していて、引き金に該当する部分の指を動かせば銃撃を実施する仕組みになっています。ゲーム内容の詳細は執筆時点で不明ながら、固定画面式のシューティングゲームになることが動画で示唆されています。ウェーブごとに侵略者たちが襲い掛かってきて、それを迎え撃っていく形になるようです。

2020年11月に発表されていたタイトルで、当初は西部開拓時代風の街中で保安官が悪党との熾烈な銃撃戦を繰り広げるゲームになることが予告されていました。

その後、西部開拓時代の世界観はそのままに、宇宙より飛来した侵略者を迎え撃つSF色の強い設定に改められています。このような方向性に改められた背景は不明ですが、開発チームの支援を目的にしたKickstarterキャンペーンが失敗に終わっていることから、何かしらの方針転換があったことが推察されます。

(参考)VRFocus

VRTRPG「Demeo」最新無料アプデ実施、今後のロードマップも公開

SteamOculus Storeで発売中のVRテーブルトークRPG(TRPG)「Demeo(デメオ: ダンジョン アドベンチャー)」の最新無料アップデート「Roots of Evil」が12月16日より、全プラットフォームを対象に配信開始となりました。

「Roots of Evil」は森を舞台にした第3のダンジョンマップを追加するアップデート。プレイヤーはドルイドの共同体が管理する制御不能の邪悪な力を解放するため、探索と戦闘をこなしていきます。

マップ以外にも新しいクラスで「吟遊詩人モルタス(Molthas the Bard)」を追加。リュートとダガーを基本装備とするほか、パーティメンバーのステータス強化を図ったり、敵を倒すための破壊的な風を起こす歌を奏でる能力を持っています。これにより、今まで以上に複雑な戦術・戦略も練れるようになっているとのこと。

また、今回の「Roots of Evil」配信と同時に今後のロードマップも公開されました。それによれば、今後はダンジョン及びストーリーの追加以外にも非VRとVRプレイヤー同士のクロスプレイ、アバターのカスタマイズやミニゲームなどが楽しめる特別な環境の構築が予定されているとのこと。

また最大4人参加可能なPvPモード(対戦モード)も追加予定とのことです。各種追加要素、モードの詳細は今後、開発のResolution Gamesより発表予定で、その動向が注目されます。

(参考)VRFocus


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