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PR 2019.02.21

避難訓練をVRで“自分ごと”に、リアルで緊張感のある「VR現場体感訓練システム for 防災」

昨今、VRやARを活用した訓練・教育の導入が国内外で進みつつあります。VRを使用することで、災害や事故といった“直接体験することが難しい状況”も、臨場感をもって体感し、その危険性や訓練の重要性を再認識できます。

日本国内の大手企業でも、このようなVRの活用をソリューションとして提供している企業が存在します。本記事ではNECのグループ企業、NECソリューションイノベータによる「VR現場体感訓練システム for 防災」をご紹介します。

VRで防災訓練、時間や行動でリアルな変化を

従来の火災避難訓練を行うにあたって、「火や煙の危険性を実際に体験・認知させたいが、実際に体験させることが難しい」といった声は多く存在します。しかし、本格的な訓練を行うとしても、大がかりな装置の導入やレンタル、訓練の後始末に膨大なコストがかかってしまうなど、そのハードルは決して低くはありません。

こうした問題を解決するのがVR現場体感訓練システム for 防災です。VRを活用することで、従来の訓練では難しい「火災発生時の煙の影響」などをリアルに体感できるソリューションであり、さらに「VRヘッドセット+ノートPC+Wi-Fiルーター」のセットがあれば利用できるので、省スペースかつ手ごろに導入可能です。

簡易的な避難訓練はどうしても緊張感に欠け、「他人ごと」になってしまいがち。それゆえ実際の火災現場に直面したとき、冷静な判断ができなくなることも。本ソリューションでは、VRにより再現された火災や煙を体験することで、火災を実感の伴った「自分ごと」として学習できます。

さらに、「VR現場体感訓練システム for 防災」は防災に関する専門家や人間工学の専門家のノウハウに基づいて制作されており、火災現場における火・煙の時間的変化・空間的変化をVR空間で再現。火災現場でやってはいけない行動を判定する機能も搭載されているなど、様々な角度から「リアルに体感できる避難訓練」を実現しています。

展示会やイベントなどでも活用、「防災意識が高まった」との声

すでに「VR現場体感訓練システム for 防災」は複数の防災イベントなどで採用されています。2018年11月に横浜市で開催された「オータムフェスタ2018」では、横浜市消防局に採用。100名以上が体験し、「煙の回りが想像以上に早いなど、新たな気づきがあった」「防災意識が高まった」とのコメントが多数寄せられました。


実際に筆者もVR現場体感訓練システム for 防災を体験してみましたが、時間に応じて煙の様子が変化し、また姿勢を高くしていることを検知して警告が出るなど、初めから終わりまで緊張感を持って体験できました。「リアルな環境でより分かりやすく、実感を持って体験できる」火災訓練であることは、大きなメリットとなりそうです。

複数人数で同時体験、相互評価なども可能

さらに、「VR現場体感訓練システム for 防災」では1人用の体験だけではなく、最大で20名同時体験が可能です。複数人で体験する場合、トラッキングセンサーを使用したVRヘッドセットを親機とし、スマートフォンを差し込むタイプのVRヘッドセット「Gear VR」を子機として体験します。子機側はVR内を歩く等の移動はできませんが、親機の体験者の移動に合わせて周囲の状況を自由に見回すことができます。


(VR現場体感訓練システム for 防災における、複数人同時体験のイメージ。ネットワークを通して、一人が体験している内容を他のユーザーも体験できる)

これにより、例えば「親機は消防士などの火災対応の熟練者が体験し、その動きや操作を子機側の体験者が確認する」といった、VRによる集団訓練が実現します。口頭での具体的な指示などを交えた訓練を、効率よく行うことができます。

一体型VRヘッドセットにも対応、PC接続等不要のバージョンも

また、「VR現場体感訓練システム for 防災」は一体型VRヘッドセット(※)の「Lenovo Mirage Solo with Daydream」にも対応しています。

(※一体型VRヘッドセット……従来VRヘッドセットと異なり、スマートフォンやPCとを使わずに単体でVR体験が可能なVRヘッドセット)


(Lenovo Mirage Solo with Daydream。一体型VRヘッドセットはPC接続型のVRヘッドセットと比較した場合、ケーブルが不要となるため自由に動きやすくなる)

NECソリューションイノベータでは、「VR現場体感訓練システム for 防災」を、「Lenovo Mirage Solo with Daydream」を使用したシステム構成でも提供しています。

企業向けの独自カスタマイズにも対応

「VR現場体感訓練システム for 防災」は、一般向けのイベントや学校などでの火災・防災訓練向けだけでなく、企業向けに内容をカスタマイズした上での提供も行っています。防災・消防業界で実績のあるNECソリューションイノベータが制作しているため、信頼性や導入後の保守体制も整っています。

2月28日に「VRARソリューションセミナー」開催、デモ体験や相談も

今回ご紹介した「VR現場体感訓練システム for 防災」を開発・提供するNECソリューションイノベータは、2019年2月28日にVRARソリューションセミナーを開催します。

本セミナーではNECグループのVR事業などの紹介に加え、「VR現場体感訓練システム for 防災」のデモ体験ができ、また担当者との導入相談なども可能となっています。

 

防災向けソリューションのみならず、VRやARによる課題解決を検討中の方は要チェック。参加費は無料、申し込みはこちらから。

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