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未分類 2019.02.03

自分のPCがVR対応か確認する方法

Oculus Rift、HTC VIVE、Windows Mixed Reality(WIndows MR)ヘッドセットなど、各社から発売されたヘッドセットの登場から時間が経過し、値下がりなどにより手が届きやすくなってきました。いざ手にとってみようという時に気になるのが、はたして自分のPCでVRが問題なく動くのか、ということではないでしょうか。

一般的なPCゲームに比べて、VRゲームはより高いPCスペックが要求されます。例えば、たいていの場合、PCでゲームをする際に使われているディスプレイの解像度は1080pですが、VRヘッドセットでは2560×1200にもなり、高い解像度に対しての描画が必要になります。さらに、VRヘッドセット内での描画の頻度を保ち、90fps(1秒あたり90回の描画)を下回らないようにすることも重要です。

OculusとSteamVRからは、推奨スペックのハードウェアスペックが提示されており、開発者らはそのスペックで動くゲーム作りがなされています。このため、自分の持つPCがこれらのスペックに及ばない場合、描画頻度が90fpsを下回り、VRの没入感が損なわれる可能性があります。

それでは、それぞれのVRヘッドセットやサービスが推奨するスペックを確認してみましょう。

Oculus Rift推奨スペック(2019年版)

・グラフィックボード:NVIDIA GTX 1060 及び AMD Radeon RX 480 以上
・CPU:Intel i5-4590 以上
・メモリ:8GB RAM 以上
・映像出力:HDMI 1.3ポード
・USB端子:3つのUSB 3.0ポートと1つのUSP 2.0ポート
・OS:Windows 10(Windows7/8.1 は現在は非推奨)

Oculusから提供されている互換性確認ツールを使えば、PCがスペックを満たしているか確認することができます。

SteamVR推奨スペック(2019年版)

・グラフィックボード:NVIDIA GTX 1060 及び AMD Radeon RX 480 以上
・CPU:Intel i5-4590 及び AMD FX 8350 以上
・メモリ:4GB RAM
・映像出力:HDMI 1.4ポード 及びディスプレイポート 1.2 以降
・USB端子:USB 2.0ポート 以上
・OS:Windows 7 SP1、Windows 8.1以上、及び Windows 10

Valveから提供されているパフォーマンステストツールを使えば、PCスペック要件を満たしているか確認することができます。

HTC Vive Pro推奨スペック(2019年版)

・グラフィックボード:NVIDIA GTX 1060、Quadro P5000、及び AMD Radeon Vega 56 以上
・CPU:Intel i5-4590 及び AMD FX 8350 以上
・メモリ:4GB RAM 以上
・映像出力:ディスプレイポート 1.2 以降
・USB端子:USB 3.0ポート 以上
・OS:Windows 10

先に挙げたValveによるパフォーマンスチェックツールは、2016年に発売されたOculus RiftやHTC Viveに対するスペック確認には有効であるものの、それ以降に発売されたより高解像度のヘッドセットのスペック確認には現在のところ対応していません。

このため、HTC Vive Proに対するPCスペック要件は、上の項目を満たしているかを、ツールを用いず直接確認する必要があります。

Windows MR推奨スペック(2019年版)

Mixed Reality Ultra(VRゲームのプレイ)

・グラフィックボード:NVIDIA GTX 960/1050 DX12対応GPU、及び AMD RX 460/560 DX12対応GPU以上
・CPU:Intel i5-4590(第4世代)4コア以上、AMD Ryzen 5 1400 3.4Ghz 4コア以上
・想定フレームレート:90fps
・メモリ:8GB DDR3 以上
・映像出力:HDMI 2.0ポート、及びディスプレイポート 1.2 以降
・USB端子:USB 3.0ポートタイプAもしくはタイプC
・OS:Windows 10 Fall Creators Update 以降

Mixed Reality(360度動画の視聴など最低限の利用)

・グラフィックボード:Intel® HD Graphics 620 DX12対応GPU、及びNVIDIA MX 150/965M DX12対応GPU
・CPU:Intel i5-7200U(第7世代)2コア Intel® Hyper-Threading Technology 対応
・想定フレームレート:60fps
・メモリ:8GB DDR3 Dual Channnel
・映像出力:HDMI 1.4ポート、及びディスプレイポート 1.2 以降
・USB端子:USB 3.0ポートタイプAもしくはタイプC
・OS:Windows 10 Fall Creators Update 以降

マイクロソフトから提供されている互換性確認ツールを使えば、PCスペック要件を満たしているか確認することができます。

Pimax 5K および 8K 推奨スペック(2019年版)

・グラフィックボード:NVIDIA GTX 1070以上(5K向け)、NVIDIA GTX 1080Ti以上(8K向け)
・CPU:Intel i5 以上
・メモリ:8GB RAM 以上
・映像出力:ディスプレイポート 1.4
・USB端子:USB 2.0、および USB 3.0
・OS:Windows 7 SP1(64bit)、Windows 10(64bit)

(参考)Road to VR