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業界動向 2020.06.29

Oculus Quest向けアプリ配信に「新たな方法」追加予定、Oculus Goは2020年末に販売終了 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.Oculus Quest向けアプリ配信が簡単に――2021年からは審査不要の「新たな方法」追加、公式発表(06.24)
2.フェイスブック、VRヘッドセットOculus Goを2020年末に販売終了 新型機へ注力(06.24)
3.NrealとMagic Leapの訴訟に決着、訴え認められず取り下げへ(06.23)
4.HTCがクアルコムと提携 VRプラットフォーム「VIVE WAVE」の普及ねらう(06.22)
5.元Magic Leap社員の多くがアップルへ――LinkedInから見えたもの(06.24)

Oculus Quest向けアプリ配信が簡単に――2021年からは審査不要の「新たな方法」追加、公式発表(06.24)

フェイスブックは、VRヘッドセットOculus Quest向け配信コンテンツの厳格審査を2021年初旬に撤廃します。同社は審査中止により、アプリがより広くシェアされ、アーリーステージのコンテンツのテスト機会となり、また開発者へ”新たな道”を開くとしています。

【Topics】
開発者向けブログ記事で公開
・FBコンテンツ、10作品以上が200万ドル(約2億1,000万円)の収益を達成
・審査却下のコンテンツが「SideQuest」で人気を集めた背景も

Oculus Quest向け審査、サイドローディングアプリ「SideQuest」についてはこちらをご覧ください。

フェイスブック、VRヘッドセットOculus Goを2020年末に販売終了 新型機へ注力(06.24)

フェイスブックは一体型VRヘッドセット「Oculus Go」の販売を2020年末で終了します。Oculus Go向けアプリは2020年12月4日以降更新できず、新規アプリのストア受付は12月18日まで。今後は好評なOculus QuestやOculus Riftに注力するとしています。

【Topics】
・Oculus Go本体のソフトウェア・アップデート(サポート)は、2022年まで継続
公式ブログで公表

NrealとMagic Leapの訴訟に決着、訴え認められず取り下げへ(06.23)

Magic Leap(マジックリープ)社が、中国のNreal社を告訴した問題で、米地方裁判所はMagic Leap社の訴える「Nreal社によるデバイス情報盗用」を認めず、Magic Leap社の敗訴が確定しました。

メディアVRScoutは、資金面が不安視されるMagic Leap社にとって、Nreal社からの賠償金獲得失敗は痛手であると論じています。

【Topics】
・Magic Leap社のニュース&2019年6月からの訴訟経緯まとめ
・Nreal社は「消費者向けMR技術を多くの人に届けるビジョンに向かう」と表明

Magic Leap社 VS. Nreal社の訴訟記事をまとめています。

HTCがクアルコムと提携 VRプラットフォーム「VIVE WAVE」の普及ねらう(06.22)

HTCは半導体大手クアルコムとの提携を発表し、HTCの全ヘッドセットに、モバイルVRプラットフォーム「VIVE WAVE」を導入します。

現在OculusやSteamが一部対応を開始した「OpenXR」など、VRの仕様標準化が進むなか、HTCも2017年発表「VIVE WAVE」でプラットフォームの普及を目指します。

【Topics】
・デバイス開発ハードルを下げる目的。ヘッドセットメーカーは自前OS開発が不要に
PicoShadow Creator、HTC Vive Focusが「VIVE WAVE」を採用

VRの標準仕様「OpenXR」に関する記事はこちらにまとめてあります。

元Magic Leap社員の多くがアップルへ――LinkedInから見えたもの(06.24)

新型コロナによる大規模レイオフを発表(その後撤回)も600人近くの従業員がリストラされたMagic Leap(マジックリープ)社。メディアprotocolは元Magic Leap社従業員の転職先を調査し、多数がアップルに所属していることが判明しました。

ARグラス開発が噂されるアップルは2020年3月頃にも、複数のAR関連のポストを募集するなど、AR人材を積極採用しており、ARに意欲的な姿勢がうかがわれます。

【Topics】

・アマゾン・グーグル転職組は、必ずしもAR業務に就かずとprotocolの分析
・ビジネスSNSLinkedInの情報から、元従業員の現在を調査

先週からスタートしたPodcastも合わせてどうぞ


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