Steamを運営するValve社は、VRの標準仕様として策定が進む「OpenXR」への対応を開始しました。「適合性の確認が進んだ」とし、まずは開発者向けプレビュー版をリリースします。
VR/ARの標準仕様策定
「OpenXR」は、様々なVR/ARプラットフォームでのデバイスやアプリ間の仕様を標準化する取り組みです。VR/AR関連企業から構成される組織クロノス・グループにより策定が進められています。Microsoft、HTCといった多くの企業が参加し、すでにOculusは試験的な対応を実施しています。
”イニシャル・サポート”を開始
Valve社の発表によると、今回リリースするのはOpenXRバージョン1.0.9の「イニシャル・サポート」。「SteamVRが適合性評価を95%合格」しており、実際に試験導入を判断したということです。ただし一般ユーザー向けの展開ではなく、開発者向けにベータ版の利用を可能にします。ダウンロードは、2020年9月1日まで可能です。
開発者向けプレビューへのアクセスは下記の通り。
- SteamライブラリでSteamVRを右クリックし、プロパティを選択。
- ”Betas”タブを選択
- ”beta – SteamVR Beta Update”を選択
(参考)Road to VR
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