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業界動向 2019.11.11

アップルの“ARに干渉する”特許、新型ARグラスは共同開発か ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.アップルの「ARに干渉できる」新特許が公開(11.06)
2. アップルの新型ARグラス、Steam運営のValveと共同開発か(11.05)
3.プログラミング不要のAR制作ツール「Adobe Aero」リリース、アドビから(11.05)
4.ザッカーバーグが語るVR計画の将来、見通しはポジティブ(11.06)
5.“VR手術訓練”企業が560万ドル調達、医療機関やVCから注目集まる(11.01)
6.【Sponsored】藤井直敬の「現実を科学する」 第二回:環境とヒト(10.28)
7.【Sponsored】目の前に広がる「ポケモンGO」や「Ingress」の世界 話題を集めた体験の舞台裏(10.15)

アップルの「ARに干渉できる」新特許が公開(11.06)


アップルが米国特許商標庁に出願した、新特許が公開されました。同特許は、AR/VR/AV(Augmented Virtuality)デバイスなどのディスプレイに表示された仮想オブジェクトを、ユーザーが(触るなど)干渉でき、現実にある物体と仮想オブジェクトの区別がつきやすくなるものです。

今特許がアップルのARグラスに搭載されるかは不明(2019年11月現在)となっています。

【Topics】
・「イメージを完全に投影するか、部分的に重ねることを選択できる」と解説
・メディアPatently Appleは「利便性向上。オブジェクトの種類を明確化でき、より安全」と説明

アップルのARグラス開発、特許関連の記事はこちらにまとめています。

アップルの新型ARグラス、Steam運営のValveと共同開発か(11.05)

「アップルがゲーム配信プラットフォームSteam運営のValveと、新型ARグラスを共同開発している」との噂が囁かれています。台湾メディアDigiTimesは「台湾ODMメーカーPegatronとQuanta Computerが新型ARグラス関連事業に参加している」ともコメントしています。現在アップルとValveの共同開発について、実情は不明です。

【Topics】
・Valveは2019年6月「Valve Index」発売。HTCと「HTC VIVE」共同開発の過去も
・米Next Realityは「情報が事実なら両社の提携は納得できるパートナーシップ」と解説

プログラミング不要のAR制作ツール「Adobe Aero」リリース、アドビから(11.05)

Adobe(アドビ)社は、iPhone/iPadを使い、プログラミングなしでARコンテンツが制作できる「Adobe Aero」を発表・リリースしました。「Adobe Aero」はCinema 4DやPhotoshopなどで作成した3Dモデルや2DアセットをARに最適化し、コンテンツを制作できるツール。同社は2018年3月にARへの参入を表明し、同年6月ARツール開発を本格化する「Project Aero」を発表していました。

【Topics】
・アプリには「スターターアセット」として、家具や植物などのオブジェクトが用意
・Adobe Aeroモバイル版で制作のコンテンツを編集できるデスクトップ版のβ版も提供

アドビのARに関する記事はこちらをご覧ください。

ザッカーバーグが語るVR計画の将来、見通しはポジティブ(11.06)

フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、2019年第3四半期の業績発表において、VR/ARの計画達成に関し「(VR/ARは)予想よりも長い期間を要しているが、楽観的に見ている」とのコメントを示しました。

数百万人単位のユーザーベース獲得は数年先で、さらなる開発費を要すると想定しつつ、投資を継続。今後数年をかけ、フェイスブックがOculusブランドを確立していくことを改めて表明しています。

【Topics】
・「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」の需要は旺盛。コンテンツも増
・「Oculus Link」や、ソーシャルVRアプリ「Horizon」の発表で業績に注目集まる

フェイスブックのVR関連記事はこちらから。

“VR手術訓練”企業が560万ドル調達、医療機関やVCから注目集まる(11.01)


(画像クレジット:FundamentalVR)

英スタートアップFundamentalVRは、総額560万ドル(約6億円)の資金調達を実施しました。同社は医療VRトレーニング、データ分析プラットフォームFundamental Surgeryを開発しており、米メイヨー・クリニックとパートナーシップを結んでいます。同社の時価総額は1,450万ドル(約15億7,000万円)。前年資金調達時と比較し、27%増加しています。

【Topics】
・専用コントローラーで触覚技術を取り入れた手術のVRトレーニングシステム
・調達資金はVRを用いた医療トレーニングツール、分析のプラットフォーム開発に使用

医療×XR(AR/VR/MR)資金調達の事例、およびFundamentalVRに関する記事はこちらです。

6.【Sponsored】藤井直敬の「現実を科学する」 第二回:環境とヒト(10.28)

デジタルハリウッド大学(デジハリ)の大学院で教授を務め、一般社団法人XRコンソーシアムの代表理事、株式会社ハコスコ代表取締役などを兼任する藤井直敬氏。同氏が「現実を科学する」をテーマに、科学のおもしろさや当たり前を疑う楽しさ、大学で学ぶ意義などを全三回に渡って語る連載の第二弾です。(第一回はこちら

7.【Sponsored】目の前に広がる「ポケモンGO」や「Ingress」の世界 話題を集めた体験の舞台裏(10.15)

5Gの普及を前にARクラウドの発展、ARデバイス企業と通信キャリアとの提携がおこなわれる中、ARによる体験も進化しています。本記事では現実を舞台にした位置情報ゲーム「AR Roppongi x Ingress」「Pokémon GO AR展望台」の“仕掛け人”たちを取材。クリエイティブの現場で起きていたこと、今後のARの展望についてレポートします。


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