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医療・福祉 2019.11.01

“VR手術訓練”企業が560万ドル調達、医療機関やVCから注目集まる

イギリスのVRスタートアップFundamentalVRは、総額560万ドル(約6億円)の資金調達を行いました。VRを用いた医療トレーニングツール、および分析のプラットフォーム開発を進めます。


(画像クレジット:FundamentalVR)

FundamentalVRの時価総額は1,450万ドル(約15億7,000万円)に上り、前年の資金調達時と比較して27%増加しました。

投資には医療機関も参加

FundamentalVRは、VRトレーニングとデータ分析プラットフォームを手がけています。同社の提供する「Fundamental Surgery」は、手術のトレーニングをVR上で行うもの。専用のコントローラーを用い、触覚技術も取り入れています。


(画像クレジット:FundamentalVR)

今回の投資は英国のDowning Venturesが主導し、複数のベンチャーキャピタルが参加しました。また米国のメイヨー・クリニック、ドイツのSana Klinikenといった医療機関も参画している点は、FundamentalVRの実力の裏付けとも言えるでしょう。なお、メイヨー・クリニックは、VRシミュレーション及び教育コンテンツの共同開発で同社とパートナーシップを結んでいます。

医療×XRで続く資金調達

医療は、VR/AR活用で特に注目を集める分野です。2019年は、他にも下記のような資金調達の事例があります。

(参考)VentureBeat


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