VRでキャラクターになりきって映像を撮影できる「PlayAniMaker」を使用した、ボーカロイド・初音ミクのMVが話題となっています。
6月30日、Mitchie M(Twitter:@_MitchieM)氏による、ボーカロイド名曲のマッシュアップ「ボカロカルチャー」のMVが公開されました。同氏はVRデバイスを使用して初音ミクとなり、ライブパフォーマンスを行う様子をMVとして投稿しています。
この動画は早くも話題となっており、ニコニコ動画とYouTubeで合計40万回以上再生されるなど、人気を博しています。
今回撮影に使用したツールは、MuRo氏(Twitter:@MuRo_CG)による、VRでキャラクターになりきってアニメを撮影できる「PlayAniMaker」。デバイスはPC向けVRヘッドセット・Oculus Riftとその専用コントローラーであるTouchを使用しています。
(MVはほぼすべてVR内で撮影されている。後付けでの調整はされていないのにも関わらず、眼の動きなど表情豊か)
動画ではMitchie M氏自身がVR内で初音ミクとなり、演技している様子が伺えます。VR内でミキシング用のコンソールを開いたり、ステージを巨大化させたりと、様々な演出を加えています。同氏いわく、このMVは「大部分がPlayAniMakerで撮影した映像を並べているだけ」とのこと。
(色々な角度から見ても破綻なく、アップでも見映えのするモデリング・ライティングが光る)
このMVで使用されているPlayAniMakerにはクロマキー合成機能やリップシンク、ウォーク機能なども実装されており、現在流行を見せているバーチャルYouTuber(VTuber)向けの利用なども考えられるでしょう。今後のさらなる発展が楽しみです。
(参考)Twitter