9月9日、カメラ1つで人間の骨格を検出できる「VisionPose Single3D」の販売が開始されました。ディープラーニングによる推論・解析を行い、リアルタイム映像だけでなく動画・静止画からも解析が可能です。価格は398,000円(税別)。
これまでの「VisionPose(Standard)」ではカメラ2つを利用していたのに対し、Single3Dではカメラ1つで人間の骨格を3D骨格検出できるようになります。また、Windows Unity向けのSDKを追加し、ゲーム開発やVR・AR開発時などに利用しやすくなったとのこと。
VisionPose Single3Dの特徴
測定可能な部位は3Dで17箇所、2Dは30箇所
Single3Dはカメラ1つでの3D骨格座標の取得のほか、2Dでの骨格座標の取得にも対応しています。測定可能な関節の部位は3Dの場合で17箇所、2Dの場合で30箇所です。
※Single3DとStandardでは座標の原点が違います。
※Single3Dは腰が原点であるのに対し、Standardではカメラが原点です。
・Single3Dで取得できる3D座標(17箇所)
VisionPose検出ポイント(3D)
・Single3Dで取得できる2D座標(30箇所)
VisionPose検出ポイント(2D)
動画・静止画から3D解析も使えるアプリ、ツールを同梱
Single3Dには、購入後すぐに利用できる、下記のサンプルアプリとツールが同梱されています。
・骨格可視化アプリ『BodyAndColor with MICHICO』
カメラ映像からリアルタイムに人物の骨格可視化を行い、3Dキャラクター(ミチコ)を動かせるサンプルアプリです。通常のモーションキャプチャーを行う際はカメラを複数台用意し、対象にデバイスを装着する必要がありますが、同アプリを利用すると、特別なデバイスは一切装着せず、手軽に体の動きを3Dキャラクターへ反映できます。また、ネクストシステムのバーチャル広報担当であるミチコの3Dモデルデータが付属しています。
・動画・静止画解析ツール『VP Analyzer for Single3D』
所持している動画や静止画から3D座標での骨格検出が可能なツールです。
「VisionPose Single3D」製品概要
価格 |
398,000円(税抜) |
WEBサイト |
https://www.next-system.com/ad/visionpose-single3d/motion-capture |
パッケージ内容 |
・VisionPose Single3D本体 |
参考動画 |
・VisionPoseプロモーションビデオ |