シンガポールのテック系企業Refract Technologiesが、MRコンテンツ「バーチャル・テコンドー(Virtual Taekwondo)」を発表しました。全身トラッキングツールを活用し、バーチャル空間内でテコンドーの試合が行えます。
「Virtual Taekwondo」は、Refractの自社製プラットフォーム(Active XR Interface System (AXIS))で動作。利用者の身体に取り付けられた10個のセンサーが、プレイヤーの全身の動きを読み取ります。
VRヘッドセットを着用してのプレイも可能。その場合は、トラッキングセンサーは7個だけで機能するとのこと。2021年6月25日現在、本作のゲームシステムの詳細や、リリース時期などの情報は公開されていません。
テコンドー団体とも提携
Refractは現在、ワールドテコンドー(世界テコンドー連盟)と提携を結んでいます。両団体は、XRを活用して、フィジカルなアクティビティをPRできるバーチャル素ポーツプログラムの開発を構想しているとのこと。
Refractは、2021年の“International Olympic Day”に「Virtual Taekwondo」を、ワールドテコンドーとコラボする形で出展する予定です。
CEOのMichael Chng氏は、「我々は、ワールドテコンドーをサポートすること、我々のシステムが、プロのアスリートによって非常に高いレベルでテストされていることを嬉しく思っています」とコメントしています。近い将来、バーチャルのテコンドーが世界に普及していくことになるのか、注目です。
(参考)VRScout
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