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VTuber 2022.01.06

バーチャル・シンガーYuNi その魅力を知るための楽曲6選【本人コメントあり】

バーチャルシンガー・Vsingerのパイオニアとして2018年6月から歌を歌い続けてきたYuNiさん。デビュー当時から数々のカバー動画、オリジナル楽曲の投稿・リリースを続け、2021年6月には待望のメジャーデビューアルバム「eternal journey」を発売しました。

本記事ではバーチャルの世界の音楽の可能性を広げ、ひっぱり、これからも走り続けるYuNiさんの魅力を感じ、また再確認するために、YuNiさんのオリジナル曲を5曲、カバー曲を1曲、ピックアップしてふりかえっていきます。

YuNi (ゆに)さんとは?

2018年6月にYouTubeで活動を開始。アニソン・ボカロ・J-POP・昭和歌謡とジャンルにとらわれずに歌ってみた動画を投稿しています。2018年10月プライベートレーベル「yunion.wave」を発足、初オリジナル曲「透明声彩」をリリースしました。その後も歌ってみた投稿、オリジナル楽曲のリリース、ライブ活動、イベントやTV出演、ラジオ番組「YuNiのオールナイトニッポンi」のパーソナリティを務めるなど音楽を中心に幅広く活動をしています。

2020年8月にレコード会社TOY`S FACTORYに所属を発表、2021年6月にメジャーデビューアルバム「eternal journey」をリリースしました。

「透明声彩」

YuNiさんがそれまでコンスタントに続いていた動画投稿を2週間ほどお休みして制作に集中。全身全霊でパワーをつぎ込み、YuNiさん自身を映した名刺代わりの一曲です。

作詞・作曲はマルチクリエイターのYUC`e(ゆーしえ)さんで、何度も打ち合わせを繰り返して制作されたとのこと。この曲を起点にYuNiさんのシンガーとしての個性が前面に出るようになったと言えるので、一番最初に聴いて欲しいところです。

YuNiさんコメント

不動のYuNiの代表曲だと思います。3年経った今も色焦ることなく、沢山の方に愛されている透明声彩。もっともっと、もっと広げていきたいです。YUC’e氏も初めて楽曲提供をした曲とのことで、本当に感謝しかありません。出逢えて本当に良かったです。この曲からYuNiのシンガーとしての人生が始まったんじゃないかなと間違いなく思います。沢山の縁を作ってくれました。今の私がいるのもこの曲のおかげです。

「Winter Berry」

クリスマスのイルミネーションの中を駆けていくような、明るくて元気でキラキラした女の子を表現した曲です。YouTubeには「Red」「Blue」「yellow」の3つのバージョンが公開されています。この3つの動画それぞれを表示した状態でスマホを並べて再生すると……?? 仲間や家族と一緒に楽しめるMVになっています。 作編曲は「透明声彩」と同じくYUC`eさん。「幸せはこの瞳に瞳には見えないよ でも ほら そこにあるのさ」と温かな歌詞がYuNiさんの優しい歌声と相まって幸せな気持ちになれます。

YuNiさんコメント

冬といえば、12月といえばの曲ですよね!そして初めてダンスをしながら歌った曲でもあります。冬をキラキラ楽しみたい女の子の気持ちを歌った曲で、普段インドアな方でもついついお出かけしたくなっちゃうような可愛らしいメロディーとおとぎ話のような情景が思い浮かぶ時計の針の音。細かいところまで堪能できる曲です。目覚ましアラームにしてもすごく起きやすいんですよ。オススメです!

「花は幻」

「透明声彩」「Winter Berry」とは打って変わって重くパワーのある楽曲です。作詞作曲はYuNiさんが好きなロックバンド「la la larks」が担当(スマホゲーム主題歌の坂本真綾さん「色彩」という曲でご存知の方が多いかと思います)。編曲は「la la larks」のメンバーの江口亮さんが担当。江口さんはいきものがかりの「ブルーバード」、LiSAの「紅蓮花」なども編曲されています。

この楽曲のフルMVの公開1時間前には、12本のショートMVが公開されますが、公開直後に非公開になり、公開時に居合わせた人しか見られない「幻」のMVとなっていました。このショートMVがフルMVの画廊を歩くシーンで絵として現れたとき、心を強く揺さぶられました。

YuNiさんコメント

私が昔から大ファンである江口亮さん。la la larksさんに楽曲提供をしていただいた曲。自分の夢がひとつ叶った瞬間でした。実は、きっと無理だろうな…って思いながらもお願いをさせていただいたんですが快く引き受けてくださり、家で泣きました!!(笑)嬉しさは勿論だったんですが、好きだからこそ悔しさもあり、「花は幻」自分が歌いこなせてないなって。もっと追いつかなきゃ努力しなきゃと思わせてくれた曲です。

ココロノック

アニメ「宇崎ちゃんは遊びたい!」のエンディングテーマとして知られているミディアムバラードです。VTuberがアニメの楽曲を担当するのは珍しい中の大抜擢でした。作詞作曲はYUC`eさん。

アニメ本編のヒロイン宇崎ちゃんは、主人公の先輩にひたすらウザがらみをするのですが、彼女の心情がEDの歌詞にもマッチしています。特に「呆れるほどふざけちゃって 困らせたりするけど 素直に なかなか なれない」という歌詞は、宇崎ちゃんの心の中を透かしているようでとてもキュンとなります。優しくまっすぐ届くYuNiさんの歌声にぴったりですね。

YuNiさんコメント

初めてアニメタイアップをいただき、毎週自分の歌がテレビから聴こえてくる嬉しさと「こんな感じなんだ…っ」という不思議な気持ちを教えてくれた大切な曲です。何より透明声彩を作ってくれたYUC’e氏とまたしてもお互い初めてのアニメタイアップを一緒に共有できたことが更に嬉しいです!!宇崎ちゃんの、淡い不器用な恋の曲。毎回キュンとしています。

DAYZ

メジャーデビューアルバム「eternal journey」に収録されている1曲です。作詞はq`Leftさん、作曲はGigaさん。GigaさんはYuNiさんもカバーを投稿しているReolさんの「第六感」やVTuberのカバーでも人気がある「劣等上等」の作曲者さんでもあります。

Gigaさんの特徴あるエレクトロサウンドで歌われるのは「大好きなひととの幸せな日々がずっと続いてほしい」という女の子の気持ち。歌いだし「”今日は昨日より良い日になる” 明日はきっと 今日よりもっと  毎日が特別なの 隣にいるだけで」。この歌詞だけでとってもハッピーなのが伝わって来ますよね。

YuNiさんコメント

メジャーデビューというアーティストとして大きな一歩を踏み出すぞ、新しい挑戦をしていくぞ、という前向きな気持ちを込め、アルバムのリード曲に選ばせていただきました。一曲で色んな歌い方や今までにないちょいラップを織り交ぜ、新しいYuNiを表現できたのではないかと思います。夏やフェス、ドライブなどにもってこいの曲ではないでしょうか!

宇多田ヒカル「光」

最後にカバーから1曲紹介します。筆者おすすめの「歌ってみた」動画は、宇多田ヒカル「光」です。ゲーム『キングダムハーツ』の主題歌として有名です。ゲームのエンディングクレジットのようにそれまで歌った歌が浮かび上がるのが素敵ですね。語りかけるようなYuNiさんの歌が胸に迫ってきます。

ちなみにYuNiさんはRPGのFFシリーズが好きなんだそうです。YouTubeの本人コメント欄ではキングダムハーツについて「タイムレスリバーとプライドランドと精神世界がとくにすきだ!!!(ღ♡‿♡ღ)✨」と、作品への熱い思いを語っています。

YuNiさんコメント

私自身大好きなキングダムハーツ1の主題歌であり、高貴すぎて本当に自分がカバーしてみていいものかとすごく悩んだのを今でも覚えています。当時の自分はまだ歌への感情の入れ方も未熟な時期ではあったのですが、この曲は自然と感情が爆発しているなと(笑)このカバーがきっかけでVRゲーム「アルトデウス:BC」のEDを担当させていただくことになり、素敵な縁まで結んでくれた本当に大好きな曲です。

執筆:野良猫のユウ

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