フェイスブックが、VRヘッドセットからPCを操作できるアプリ「Virtual Desktop」のOculus Quest版用「SteamVR」対応パッチを、「App Lab」で審査していることが明らかになりました。
リリース当初のOculus Quest版「Virtual Desktop」は「SteamVR」に対応しており、無線状態でPC向けVRゲームをプレイできましたが、フェイスブックの要請でこの機能は削除されていました。2020年2月現在、Virtual Desktopの開発者であるGodin氏は、サイドローディングアプリ「SideQuest」を使う形で「SteamVR」対応用ファイルの配布を行っています。
削除された機能、「正式」ルートで再実装か
今回の審査が行われているという情報は、 Godin氏が自身のTwitterにて明らかにしました。2021年2月第1週に申請を実施し、2月11日現在、“審査中”状態となっているとのこと。
The feature is used by more than 40k people every day and adds lots of value to the Quest platform. I hope it gets approved as it will make it easier for new users to get it installed; no developer account, no USB cable, no ADB drivers to install. (2/2)
— Guy Godin (@VRDesktop) February 10, 2021
現時点では、フェイスブックがパッチファイルの「App Lab」での配信を認めるかは不透明です。仮に実現した場合は、これまで一手間が必要だった導入プロセスが簡略化され、多くの人が、より気軽に、Quest版「Virtual Desktop」からワイヤレスで、PCVRゲームを遊べるようになるでしょう。
Godin氏は、現段階でも毎日4万人以上が、Quest版「Virtual Desktop」で、ワイヤレスでVRPCゲーム”を楽しんでいると報告しています。申請が承認され、この数字が大幅に上昇する日が来るのか、注視したいところです。
(参考)UploadVR