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Quest 2で「Virtual Desktop」の“ワイヤレスプレイ”を試してみた

Oculus Quest 2(以下Quest 2)は、PCとUSBケーブルを接続することで、PC向けのVRゲームが遊べる機能「Oculus Link」が実装されています。しかし、とあるアプリを使用すると、ワイヤレス(無線)でもPCVRゲームがプレイ可能です。

そのアプリの名は「Virtual Desktop」。本記事ではQuest 2でPCVRゲームを遊ぶ際、「Oculus Link」(有線)と「Virtual Desktop」(ワイヤレス)でどう違うのか、検証したいと思います。

プレイするVRゲームは、(座ってプレイする)「STAR WARS:スコードロン」と(激しく動く)「SUPER HOT VR」をチョイスしました。

注意ですが、Quest版「Virtual Desktop」は、購入時の状態ではPCVRゲームをプレイできません。サイドローディングアプリ「SideQuest」を通じてパッチファイルを導入し、「SteamVR」対応機能を“復活”させる必要があります。

STAR WARSは快適性がガッツリ上昇!

https://www.youtube.com/watch?v=H9Z-eplUe6U

「STAR WARS:スコードロン」はVRシューティングゲームです。XウィングやTIEファイターといった戦闘機に乗り込み、縦横無尽の戦闘を繰り広げます。

本タイトルで特に確認したかったのは、(座ったままで)どれだけ快適に遊べるかというポイントです。

「そんなに変わらないでしょ?」と思うかもしれませんが、結論から言うと予想を超えるレベルでストレスが軽減されました。

このゲームは従来、キーボードかゲームパッド(今回はPS4コントローラーを使用)などが操作に必要なのですが、手の位置の都合上、有線状態で遊ぶと、USBケーブルが手に何度も当たってしまいます。ゲーミングノートの後ろにケーブル(USB-C)を挿していたのですが、冬場の冷え切ったケーブルが、手にぺちぺちと当たる不快感は辛いものでした。

しかし、今回「Virtual Desktop」でワイヤレス化したところ、問題の”根治”に成功。かなり不快感が解消されました。

グラフィックは残念ながら少し劣化していました。スクリーンショットだとキレイなのですが、映像で見ると、やや、“チラつき”が起こります。

(「Oculus Link」バージョン)

(「Virtual Desktop」バージョン)

またプレイには支障ないですが、カクつきも、ほんの少しだけ起こりました。格納庫では問題なしですが、戦闘中、敵機を視線で追うためにグイッと首を動かすと、一瞬映像が遅れて“付いて”くる感じです。どちらかというと、視界の広い(首を動かすことが多い)新共和国側の機体に乗っているときに、多く起こりました。

完璧ではないものの、全体的には、「マズい」とまで感じる問題はほとんど発生しませんでした。十分に無線プレイをオススメできます。

SUPER HOT:恩恵は大きいものの、問題もアリ

https://www.youtube.com/watch?v=pzG7Wc6mbwE

「SUPER HOT VR」は、プレイヤーが動いている時のみ周囲の時間が進む、ユニークなFPSのVR版です。リリース当時から高い評価を得ています。

しゃがんだり、振り向いたりと、激しい動きの多い本作。一通りプレイしてみたのですが、ワイヤレスの恩恵は大きなものでした。

動いたときにスポッとケーブルが抜ける心配がないのは大きなメリット。ストレスも減り、グラフィックがアップグレードされたQuest版「SUPER HOT VR」のような感覚で楽しめます。

(「Oculus Link」バージョン)

(「Virtual Desktop」バージョン)

ただ、画質は問題なかったものの、逆にカクつきの問題が目立ちました。敵が左右から迫ってくるシーンなどは、追従しきれず、画面がガクガク気味になることも。

プレイ不可能になるほど深刻ではないですが、安定しない場合は、有線に切り替えた方が良いというのが、最終的な結論です。

総評:環境次第だが、試す価値はアリ

「Quest 2」での「Virtual Desktop」(ワイヤレス)利用は、「一長一短。完璧ではないものの、試してみる価値は十分アリ。」という印象です。

PC向けのVRゲームをケーブルに束縛されず遊べるのは、何物にも代えがたい長所。ただ、遅延などを感じない体験を求める場合は、やはり有線に軍配が上がります。

なお、今回取り上げた遅延やカクつき発生は、利用者側の環境にも左右されます。筆者は、お世辞にもネット周りの環境が良くない身なのですが、より環境が整っている人ならば、これらの問題に悩まされずプレイできるかもしれません。ぜひお試しあれ。

執筆:井文


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