1月18日、ティフォン株式会社は、空間体験プラットフォーム「MIRROGE(ミラージュ)」を発表しました。同社はMIRRORGEについて「街全体が新たなメディアとなる」とコメント、合わせてコンセプトムービーも公開しています。
現地で体験する「イマーシブエンタメ」のプラットフォーム
ティフォンは2022年11月と2023年10月に、大阪で「MIRRORGE」に関する実証実験を行っています。第一回の実証実験では、現地会場の参加者とオンライン参加者が、アバターを通して同じ空間に集合し、コミュニケーションを取りながらエンタテインメントコンテンツを体験しました。
また、第二回の実証実験では、現地の参加者とオンライン参加者最大100人が、同時にインタラクティブなコンテンツを体験。屋内向けのVPSやMR(Mixed Reality, 複合現実)コンテンツを用いて、“空間全体を使ったエンターテインメント”の可能性を探っています。
(2023年10月に大阪で行われた第二回の実証実験、「MIRROGE OSAKA TRIAL 2023」の様子。VR/MRデバイス「Meta Quest 3」でMR体験中の人々やバーチャル空間の様子を、現地のiPad Proを通して見れる。またオンラインからのPC体験にも対応し、最大100人で1つのMR体験を共有可能だという)
これらの実証実験やティフォンのプレスリリースから、「MIRRORGE」は、MRを活用し、都市で複数人数が同時に体験する「イマーシブ(没入型)エンタテインメント」向けのプラットフォームとなることが伺えます。
ティフォンは本発表に際し、「街に訪れた人誰もが魔法を使い、街をその人だけの魔法の世界に彩っていくことができるインタラクティブなストーリー体験や、人気IPをテーマにした世界に没入できるコラボコンテンツなど、ひとつの街に様々な世界観が重なりあった特別な体験を提供していきます」とコメントしています。