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業界動向 2018.08.16

文部科学省、給付型留学奨学金でテック人材支援 AR/VRも対象に

文部科学省は、給付型留学支援奨学金「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」大学生コースの第10期を募集中です。同奨学金の応募コースには、AR/VRやロボティクスなどを含む「未来テクノロジー人材枠」が設けられており、研究・実習やインターンシップ・フィールドワーク等を海外で行う学生を応援します。

「トビタテ!留学JAPAN」とは

「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」は、文部科学省が民間企業と協働して立ち上げた給付型留学支援奨学金です。日本の若者の海外留学を支援する給付型返済不要の奨学金制度で、2020年までに1万人の日本人海外留学生を送り出すことを目指しています。

「未来テクノロジー人材枠」では、AR/VRやロボティクスなどを含む8つのテクノロジー分野に対して専門性を持ち、意欲ある学生を積極的に支援。昨年度の募集要項から変更もあり、より幅広い学生が応募可能となっています。

「未来テクノロジー人材枠」募集概要

募集人数

50名程度/期

支援対象

30歳以下の大学・大学院生であること(高専、博士課程含)
以下①及び②を満たす学生。
①主に情報科学・工学系、機械工学系、統計数理系、医学系、生体医工学系、薬学・創薬科学系 や生物系、化学系いずれかの領域に関する専門知識を有する学生

②下記のテクノロジー分野に対して、興味を持ち、学ぶ意欲がある学生
AI (機械学習等)、データサイエンス、ロボティクス、IoT、オープンソースソフトウェア、情報セキュリティ / サイバーセキュリティ、AR/VR 及びスーパーコンピューティング/量子コンピューティング

公式の応募期間

平成30年7月2日(月)~平成30年10月
(学校経由での応募。学内〆切があるため、事前に国際課へ確認すること)

結果発表

平成31年2月上旬

留学開始

平成31年4月1日(月)~平成31年10月31日(木)

留学期間

28日以上、2年以内

留学形式の例

1. 研究留学 / 交換留学 / 講義履修
2. 海外企業・研究機関へのインターンシップ
3. 調査・フィールドワーク

奨学金等支援内容

・奨学金/月:16万・12万・6万 ・留学準備金:15万・25万
・授業料:最大60万円
※渡航先、留学期間、家計所得等によって変動

ウェブサイト

https://www.tobitate.mext.go.jp/univ/program/tech/index.html

昨年度からの変更点

募集分野の追加

募集領域が6領域→8領域へと追加になりました。AR/VRも今年度からの新設となっています。

・昨年度:人工知能、ビッグデータ、IoT、ロボティクス、サイバーセキュリティ、データサイエンス
・今年度:AI(機械学習等)、IoT、ロボティクス、情報セキュリティ/サイバーセキュリティ、データサイエンス、オープンソースソフトウェア、AR/VR、スーパーコンピューティング/量子コンピューティング

募集要項の変更

応募要件から実績がなくなり、より幅広い学生が対象となりました。

・昨年度:人工知能、ビッグデータ、IoT、サイバーセキュリティ、ロボティクス、データサイエンスの6分野を大学等で専門としている、又は既に何らかの実績を持つ学生を対象。
・今年度:以下①及び②を満たす学生を対象。
①情報科学・工学系、機械工学系、統計数理系、医学系、生体医工学系、薬学・創薬科学系や生物系、化学系  いずれかの領域に関する専門知識を有する学生。
②AI(機械学習等)・データサイエンス、ロボティクス・IoT、オープンソースソフトウェア、情報セキュリティ/サイバーセキュリティ、AR/VR、スーパーコンピューティング/量子コンピューティングのいずれかの分野に興味を持ち、学ぶ意欲がある学生。

応募書類の追加・変更

推薦状が必須でなくなり、応募しやすくなりました。

・昨年度:推薦状1通提出が必須、自由記述無
・今年度:学習状況や成果・実績を証明する書類の提出が必要だが、推薦状が必須ではない。尚、自由記述書が必要。

(参考)「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」未来テクノロジー人材枠募集


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