1月10日、レノボは産業向けのスマートグラス「ThinkReality A3」を発表しました。PCやスマートフォンと有線接続で使う、サングラス型のARデバイスです。
ThinkReality A3は、ビジネス利用を想定して設計されたスマートグラスです。情報を視界に表示するだけでなく、ARを使用して3Dビジュアライゼーションを行うことでより直感的に作業者に情報を伝えます。
PCもしくはモトローラの特定のスマートフォンとUSB Type-Cで有線接続し使用します。プロセッサにはクアルコムのSnapdragon XR1を搭載、ディスプレイの解像度は片目1080p(1920×1080ピクセル)です。視野角は不明ですが、プレスリリースによると、「5つのバーチャルディスプレイ」を表示できるとのこと。
また、8メガピクセルのカメラを搭載(写真からは各レンズの左右に1基ずつ計2基を確認)。魚眼レンズを通して画像認識で自己位置を特定するSLAMを行うだけでなく、周囲の状況を遠隔にリアルタイムで1080pの高画質で見せることが可能です。
利用シーンに応じた2機種がラインナップ
ThinkReality A3は、PC版(PC Edition)とインダストリアル版(Industrial Edition)の2機種が登場予定です。PC版はPCと有線接続し、拡張ディスプレイを表示して、デスク作業を効率化します。一方、インダストリアル版は、モトローラの特定のスマートフォンと有線接続して現場仕事で使用します。
ThinkReality A3の発売時期は2021年中頃、価格は明らかになっていません。グローバルでいくつかの市場で展開するとのことです。日本での発売に関しては不明です。