スマートフォンと組み合わせて配線いらずで手軽にVRを楽しめるモバイルVR。日本発の「タオバイザー」が本日より、Amazonで1500円プラス送料で限定販売されています。
モバイルVRには、ハイエンドなものだとサムスンが販売しているGear VRがありますが、299.99ドルと高価です。そして、日本未発売です。一方、1000円弱で手に入るハコスコやGoogle Cardboardなどより手軽に楽しむためのデバイスが登場しています。
そうした手軽にVRを楽しむためのVRデバイスの1つが日本のタオソフトウェア株式会社が開発した「タオバイザー」です。タオバイザーはiOS、Androidの両方で利用できる3DVRゴーグルです。
特徴としては、とにかく手軽さにこだわっている印象です。
眼鏡をかけたままでも使えること。ダンボール製のハコスコやGoogleCardboardのように組み立て式の手軽なVRHMDですがプラスチック製なので、油シミがつきにくく壊れにくいこと。目の間隔調整が可能なこと。
ハコスコやGoogleCardboardでは一度スマホをはずしてコンテンツを起動してからデバイスに装着するという手間がかかっていました。たオバイザーでは、こうした使い勝手にも工夫が見られます。タオバイザー用に、Andoid向けにタオバイザーホームアプリを用意しています。このアプリを使うことで、端末をタオバイザーから外すことなくVRコンテンツを起動するなど操作可能です。
タオバイザーホーム。頭を動かしてアプリに中心の円を合わせると選択される
手軽な全天周カメラであるRICOH THETAで撮った画像を見ることも可能です。アプリはAndoidであればGoogle Cardboard対応のものが全て対応しているため上位互換のデバイスと言えます。もちろんCardboardのアプリ以外にも3DVRのものを体験することができます。
このタオバイザーは、2014年8月に、開発資金として目標金額50万円のクラウドファンディングを実施し、270%にあたる137万円を600人近くから集めました。その後も再生産のクラウドファンディングにも150名以上が集まるなど、注目を浴びていました。
しかし、勉強会等のイベント以外では購入できず入手困難な状態になっていました。今回は、手元の在庫分をAmazonにて販売しているとのこと。数量限定かつコスト面で再販の可能性はないようなので、気になる方は早めの購入をオススメします。
Written by 久保田瞬(すんくぼ)
(参考)
タオバイザー公式
http://taovisor.com/
タオバイザーアマゾンで限定販売開始- タオバイザー公式News
http://taovisor.com/news/amazon/
タオバイザー:Google cardboard互換3Dのぞきメガネを作ります – MotionGallery
https://motion-gallery.net/projects/taovisor