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企業動向 2023.10.04

XR研修コンテンツ「Talespin」がMeta Questで提供開始、ロールプレイ形式で対人スキル教育

XR教育システム開発のTalespin Reality Labs(Talespin)は、Meta Questストアで自社アプリ「Talespin」の提供を始めました。同社が法人向けに提供してきた没入型学習コンテンツを、一般の個人ユーザーも利用できるようになります。


(出所:Talespin)

9月27日、Talespinは特設ページを公開するとともに、「Meta Quest Store」に「Talespin」を配信しました。「エッセンシャルスキル」「ヒューマンスキル」と呼ばれる対人スキル教育がラインアップされており、道案内や感情コントロールなどの日常会話のほか、面接や会議、交渉といったビジネスコミュニケーションをVRで体験できます。


(出所:Talespin)

社員教育に実績のあるXR教育アプリ開発会社

2015年に創業したTalespinは、2019年にバーチャルインストラクターを用いた研修ツールを発表。音声認識・自然言語処理を応用して、ロールプレイング形式の研修コンテンツを実現していました。英語・スペイン語など9か国語に対応しており、同社によれば、フォーチュン500企業の数十万人の従業員がスキルアップに利用してきたとのことです。


(出所:Talespin)

同社は没入型学習コンテンツアプリ「Talespin」を開発・提供するほか、没入型コンテンツをノーコードで開発するツール「CoPilot Designer」、効果測定サービス「Skills Analytics Dashboard」を提供しています。

ソニー、アクセンチュアなど複数の事業投資会社が出資

Talespinはこれまでに複数回の資金調達を行っており、SEEK Investments、Cornerstone、Allomer Capital、WestRiver Group、Pearson Ventures、Accenture Ventures、Go1、Sony Innovation Fund、HTCなどが出資しています。累計調達額は4,200万ドル(約63億円、2023年10月3日時点)以上に達します。

今回のプレスリリースで、創業者兼CEOのKyle Jackson氏は「エッセンシャルスキルは、異なる視点を橋渡しし、人間としての目標を達成するためのチートコードです」と述べ、「私たちのアプリを世界中の人々に提供し、彼らの成長をサポートできることを嬉しく思います」とコメントしました。

XR教育アプリ分野には多くの企業が参入しています。Talespinと同時期に資金調達を行った企業には、StrivrInterplayTransfrなどがあります。

(参考)Talespin


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