7月11日、Metaは開発者向けの新機能「Super Resolution」の提供を開始しました。VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズに最適化されたレンダリング環境を実現します。
より高解像度の体験を手軽に作れる
「Super Resolution」は、VRヘッドセット「Meta Quest」シリーズ向けの空間アップスケーリングおよびシャープニング技術です。従来のスケーリング処理(デバイスの表示解像度に合わせて、自動で縮小拡大を行う処理)に比べ、より鮮明な画像でのVR体験を低コストで提供できます。
(1,568×1,632ピクセル画像を各スケーリング処理を行い、「Quest 2」で表示したもの。左:デフォルト、中央:標準シャープニング、右:Super Resolution)
「Super Resolution」機能を有効にするには、開発時にオプトインが必要。またMetaは「この機能による恩恵はアプリごとに評価する必要がある」とコメントし、開発者に実装後のレンダリング確認を促しています。
なお、Quest v55アップデート以降に作成されたアプリで利用可能。PCVRコンテンツに「Quest Link(aka Oculus Link)」を使用している場合は、「Oculus Debug Tool」を使用し、Link Sharpeningのオプションを”Quality”に設定することで、本機能を有効にすることもできる、とのことです。
(参考)Road to VR、Meta Quest Blog
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