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VRゲーム・アプリ 2022.10.06

【Steam月例調査】Meta Quest 2のシェア率が急落 値上げの影響が大きいか?

2022年9月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。これまで50%に近かったMeta Quest 2のシェア率が約41%まで急落。8月に実施された値上げが大きく響いたと思われます。

Meta Quest 2は2019年のリリース以降、128GB(64GB版)版が37,180円(税込)、256GB版が49,280円(税込)で販売されてきました。しかし2022年7月末にMeta社は、製造・出荷コストの上昇を理由に、世界的な値段の引き上げを発表。128GB版が59,400円(税込)256GB版が74,400円(税込)となった経緯があります(海外では399ドル/499ドルに値上げ)。

初代Oculus RiftやRift S、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)といったVRヘッドセットは、“逆境”のQuest 2とは異なり、シェア率を伸ばしています。値上げが影響していないと初代Questは、興味深いことにシェア率が2.58%(-0.59%)まで下がりました。

2022年10月現在、VRヘッドセットを手がける各社は新型デバイスの展開を本格化させており、PCに接続できることが確定している製品としては、一体型VRヘッドセットPico 4が10月7日(金)に発売されます。

同製品はQuest 2と比べて小型化と安価な価格(49,000円から)を実現していますが、発売が日本と韓国、ヨーロッパに限定されることから、SteamのVRヘッドセットのシェア率に与える影響は、限定的となる可能性が高いと思われます。

今回の値上げでシェア率は低下したものの、長期的にはQuest 2がしばらくの間、高いシェア率を維持し続けることになりそうです。

(参考)UploadVR

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