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PlayStation VR2 2023.02.24

【PlayStation VR2】「State of Play」新作VRタイトルのまとめ 「HUMANITY」の体験版が配信開始!

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、日本時間2月24日午前6時に放送された情報番組「State of Play」にて、PlayStation VR2(PSVR2)向けに今後発売予定の新作タイトル6本の新情報を公開しました。

6本のうち、5本はPSVR2専用、1本はVRなしでも遊べる対応タイトルとなります。

発表された6タイトルの詳細は以下の通りです。
(一部、既に発表済みのタイトルも含みます)

「HUMANITY」

「Rez infinite」「テトリス エフェクト」を制作してきたEnhance(エンハンス)の新作で「人間集団シミュレーター」。2019年の「State of Play」での初お披露目以降、延期によって長らく発売未定となっていたタイトルです。今回、発売時期が5月になることが決定。PSVR2のほか、初代PSVRにも対応。非VRでのゲームプレイにも対応しています。また、PC(Steam)版も発売予定です。

NHK Eテレの「デザインあ」の映像監修で知られるインターフェースデザイナー、中村勇吾氏による初のゲーム作品となる本作は、膨大な数の人間をゴールまで誘導するアクションパズルゲーム。プレイヤーが操作するのは柴犬で、人間たちに対して様々なアクションを指示しながら、ゴールとなる光の柱まで導いていくことになります。

全部で90以上のステージが用意されたストーリーモード、オリジナルのステージを作れる「STAGE CREATOR/COMMUNITY」なるモードを収録。作ったステージはコミュニティーに共有することで、世界中のプレイヤーに遊んでもらうことができます。VRにも対応しており、PlayStation Blog記載の中村氏のコメントによれば”隅々まで精緻に創られた小人の世界を、巨人が覗き込んでいるような”体験が楽しめるようです。

今回の発表にあわせ、PlayStation Storeでは体験版も配信開始。
本編の一部と「STAGE CREATOR/COMMUNITY」が楽しめます。

◇「HUMANITY」ストアページ(体験版あり)
https://store.playstation.com/ja-jp/concept/233011

「Before Your Eyes」

魂となった主人公が謎めいた「フェリーマン」なる者にそれまでの人生を伝え、死後の世界へと旅立つまでのストーリーを描いたアドベンチャーゲーム。2021年にPCVR向けに発売された同名タイトルの移植作で、ウェブカメラを活用した瞬き検知システムとそれによって紡がれるゲームプレイ、ストーリー展開を特色としています。

PSVR2版は本体にデフォルトで備わった視線トラッキング機能によって、より自然な瞬きの検知を実現。コントローラを一切使わないプレイスタイルもPCVR版から継承されていて、目と頭の動きだけで楽しめるようになっています。

今回の放送で発売日が3月10日(金)に決定。
PlayStation Storeでは事前予約も開始されています。価格は税込2,200円。PlayStation Plus会員であれば10%割引の税込1,980円で購入(事前予約)可能です。

◇「Before Your Eyes」ストアページ
https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10007197

「Journey to Foundation」

アメリカのSF作家アイザック・アシモフ原作のSF小説シリーズ「ファウンデーション」(※邦題「銀河帝国興亡史」、「銀河帝国の興亡」)を原作としたシューティングアドベンチャーゲーム。プレイヤーは公安委員会エージェントの「Ward(監視人)」となって、銀河帝国の端で起きている政情不安の調査に挑みます。

その最中、帝国の衰退を予言した人物が設立した新組織「ファウンデーション」への合流を目指す離反者と遭遇。以降、プレイヤーは帝国のために衰退の時まで戦うか、あるいは「ファウンデーション」の一員となって世界の再建を支援するかを選択・判断することになり、異なるストーリーが展開されていくとのことです。

ゲームプレイ周りでも潜入工作、戦闘、外交といった様々なイベントを用意。硬い合金でも切断可能な「プラズマトーチ」を始め、最先端のツールを用いて任務の遂行に挑むという、SF作品ならではユニークな体験も楽しめるようです。

発売は2023年秋を予定。米メディアUploadVRの報道によれば、Meta Quest 2(Quest Pro)、PICO 4版も発売予定とのことです。

「The Foglands」

SFと西部劇が融合した世界を舞台にしたVRローグライクシューター。自らの土地を脅かす紛争を解決するため、霧(フォグ)がかかった危険地帯の調査に挑みます。

襲い掛かるモンスターたちにパンチを決めたり、投げ飛ばしたり、リボルバー銃で撃ち倒しながら様々なフロアを突破していく豪快なゲームプレイが特徴。「もし、西部劇の酒場で突然、ケンカが始まったら?」というシチュエーションをコンセプトにしていて、特に戦闘では周りにある空き瓶を臨時の武器として扱うなど、瞬時の判断が求められてくるとのこと。常にそのような場面が連続するのではなく、状況によっては敵に気づかれないよう、静かに行動するステルス戦術も求められてくるようです。

操作周りでもDualSenseワイヤレスコントローラーを最大限に活かしており、パンチ時にはその反動がダイレクトに返ってくるとのこと。攻撃を回避する際にも身体を直接動かしたりと、主人公と一体になったアクションが楽しめます。

発売時期は未定。また、開発元のWell Told Entertainmentの公式Twitterによれば、PC(Steam)、Meta Quest 2(Quest Pro)版も発売予定とのことです。

「Synapse」

Phantom: Covert Ops(ファントム: 特殊工作員)」「Fracked」などのVRゲームを制作してきたnDreamsの新作タイトル。ゲームとしては「Fracked」に近い、アクション性高めのVRシューター(FPS)となります。

最大の特徴は念動力(テレキネシス)。フィールド上に置かれたオブジェクトを遮蔽物として利用したり、敵を宙に打ち上げ、丸腰になった瞬間を狙って銃弾を叩き込むといった破天荒な戦術が楽しめます。戦闘スタイルは銃火器とテレキネシスの”二刀流”が基本で、前述のアクションは直感的に実施できるように設計。また、PSVR2の視線トラッキング機能で敵、オブジェクトに狙いをつけるのもスムーズにでき、文字通りやりたい放題できてしまうとのことです。前作に当たる「Fracked」のノウハウも銃撃戦で活かされており、テレキネシスによる新アクションの導入によってこれまでにない”VRコンバット”の形が実現されている模様。操作周り、ビジュアル面でもPSVR2の特徴を最大限に活かした工夫が凝らされているようです。

発売日は2023年後半を予定。PSVR2専用タイトルになります。

「Green Hell VR」

https://www.youtube.com/watch?v=_M_btFLMS4U

SteamMeta Quest Storeにて販売中の同名タイトルのPSVR2版。原作の「Green Hell」は国内でもPlayStation 4版が発売されています。未知のアマゾン熱帯雨林を舞台にしたサバイバルシミュレーションゲームで、絶望的な状況下で、己の身体と知恵を頼りに長く生き延びることを目指します。

PSVR2版はハプティックフィードバックにより、武器を使った際の手応えがより生々しいものへと進化。さらに3Dオーディオ機能によって、音による情報も得られやすくなって、捕食者の位置関係を把握しやすくなっているようです。

このほか、グラフィックもPSVR2版独自の改良が施され、熱帯雨林の雰囲気が捕食者の”殺気”込みで強化されているとのこと。発売は2023年内を予定。

このほか、カプコンの人気サバイバルホラー「バイオハザード」のシリーズ4作目のリメイクで、VRモードの開発開始が報じられた「バイオハザード RE:4」の新情報も番組内で紹介されています。

(参考)State of PlayPlayStation Blog


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