Nintendo Switchソフト「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スマブラSP)」の企画段階で、スマブラにはVR構想があったことが、開発者の桜井政博さんのYouTubeチャンネルにて明かされました。
YouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」では「スマブラSP」の企画コンセプトの動画を公開しましたが、その企画書上ではVR対応の可能性を検討していたとのこと。この企画はNintendo Switchの簡易ダンボールVRキット「Nintendo Labo: VR Kit」の計画がなかった頃からすでに存在していたと語っています。
なお、「Nintendo Labo: VR Kit」は、のちの無料アップデートでVRゴーグル「Toy-Con」に対応。一部ではありますが、3D立体視で「スマブラSP」の対戦モードを楽しめました。
ただし、任天堂側はNintendo Switchのリリース当初(2017年9月)より、本格的なVR参入は計画していないと述べ、VRよりもARについて大きな可能性があると語っています。
なお、桜井政博氏は、これまでにも自身の動画チャンネルのなかでVRについて何度か言及しています。人間の視野とゲームを遊ぶ際のモニターの視野について考察し、「グランツーリスモSPORT」「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」を例に出しつつ、VRでの運転ゲームのプレイをおすすめしています。今後、桜井氏がゲーム企画のひとつとして、VRに興味を持つことになるのか、注目したいところです。
(参考)公式YouTube