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任天堂、VR参入は消極的 SwitchのVR対応も見込み薄

9月7日、米国のエンターテイメント関連メディアであるバラエティが主催するテクノロジーカンファレンス、Entertainment and Tech Summitがカリフォルニアにて開催されました。

同カンファレンスには米国任天堂(Nintendo of America’s)の社長兼最高執行責任者であるレジナルド・フィサメィ氏が出席、同社の今後の予定について語るとともに、VRに対する姿勢も簡潔に言及しました。同氏によると、任天堂は現在のところVRゲーム市場に積極的に参入することはないと述べています。


フィサメィ氏は「(任天堂は)これまで10年以上にわたってVR技術に注目してきた」と前置きした上で、「真に楽しむことができるVR体験は現在のところ登場していない」と述べています。また、同社はVRよりもARに大きな可能性を見出しており、同氏は「ポケモンGO」を例に挙げた上で、「ARのポテンシャルには大きなものがある」と語っています。

VRへの参入には消極的、しかし過去にはSwitch関連のVR特許も取得

フィサメィ氏は登壇中に、今年のホリデーシーズンには同社の携帯ゲーム機Switchが品薄になる可能性についても言及しましたが、同ゲーム機のリリース直前、任天堂の社長である君島達巳氏は、SwitchがVRに対応する可能性についても言及しています。君島氏は「VRで長時間、問題なくゲームプレイできるなら、SwitchがVRに対応するかもしれない」と述べています。

また、同社はSwitchに関連した特許としてヘッドセットの特許も取得しています。しかし現時点でSwitchがVRへ対応するとのアナウンスはされておらず、またフィサメィ氏の発言も考慮すると、SwitchでVRコンテンツをプレイできる可能性は当分の間低いものと考えられます。

任天堂の代表作『ゼルダの伝説』や『スーパーマリオ』のプロデューサーである宮本茂氏は、昨年行われたUSAトゥデイ誌でのインタビューで「(マリオは)家族で一緒にプレイしてほしいが、この目的にVRはそぐわない」と語っており、「長時間プレイしてくれることを望んでいるが、これはVRでは難しい」と、VRに対して否定的な姿勢を見せています。

他社とのコンテンツ共同開発の可能性も

しかし、今年7月に新宿にオープンしたVR体験施設「VR Zone SHIINJUKU」ではVR版『マリオカート アーケードグランプリ』をプレイすることができます。本施設はバンダイナムコが提供するもので、『マリオカート アーケードグランプリ』は任天堂とバンダイナムコとの共同によってゲームセンター向けに開発されたタイトルです。現在のところ任天堂一社からVRタイトルがリリースされる可能性は低いとしても、他のゲームメーカー等と共同開発されたVRコンテンツは今後も登場する可能性があります。

(参考)
Road to VR / Nintendo Still Not Ready For VR, Not Enough “Truly Fun” Experiences(英語)
https://www.roadtovr.com/nintendo-still-not-ready-vr-not-enough-truly-fun-experiences/

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