ソーシャルVR「Rec Room」は、ゲームエンジン「Unity」で作成したコンテンツを、同プラットフォームで直接公開できるシステム「Rec Room Studio」を発表しました。
「Rec Room」はバーチャル空間内で他のユーザーとコミュニケーションできるサービスです。ゲームで遊んだり、音楽ライブに参加、コンテンツ作成など、さまざまな遊び方ができます。VRヘッドセットMeta QuestやPlayStation VRなどの他、スマートフォン(iOS/Android)でも体験可能です。6月末には、累計ユーザー数が7,500万人を突破したことが報じられました。
これまで「Rec Room」では、コンテンツを作成する際、プラットフォーム内のシステム「Maker Pen」を使用する必要がありました。同ツールでも基本的なコンテンツ作成は行えますが、本格的な制作ツールと比較すると、制限が多いというのが実情でした。今回の「Rec Room Studio」の登場で、制約が大幅に少なくなった形です。
発表によると、「Rec Room Studio」は「Blender」「Photoshop」「Maya」といったクリエイティブソフトにも対応するとのこと。これらのツールから3Dアセットを「RecRoom」側にインポートすることができます。
「Rec Room」には、クリエイターが獲得したゲーム内通貨を、現実のお金に換金できる機能が実装されています。今回の「Rec Room Studio」の登場は、開発サイドによる、クリエイティブ路線の明確化と言えそうです。開発ツールが“進化”した同プラットフォームで今後、どのようなコンテンツが生まれるのか。今後も注視しておく必要がありそうです。
(参考)Road to VR
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