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AR/MR 2018.11.21

東京電力ら、MR活用の現場業務支援システムを販売開始

東京電力ホールディングス株式会社と株式会社ポケット・クエリーズは、MR(Mixed Reality)技術を活用した業務支援・高度化システム「QuantuMR(クァンタムアール)」の販売を開始しました。「QuantuMR」は現実に3D情報を組み合わせて表示し、遠隔コミュニケーションを利用して現場作業をサポートするものです。

両社は2018年5月より、第一線現場における業務の支援・高度化に資することを目的として共同研究に取り組んでいました。当時の記者発表会では、遠隔のオペレーターと現場にいる作業者の2人でのケースを例とした実演が行われています。

「QuantuMR」は、変電所などの巡視点検で実施する機器操作時の支援機能や安全サポート、マニュアル等の登録・表示に必要な機能を有しているMRソリューションです。また、管理者が離れた場所でも作業監視できる遠隔コミュニケーション機能や、直観的に操作できるメニューなども搭載しているとのこと。対応OS/デバイスは、Windows 10、iOS、HoloLens、Windows MRです。

東京電力ホールディングスらによれば、これら基本機能をパッケージ化することにより、電気設備のみならず製造業などの様々な業務への適用を可能にしているとのこと。今後の利活用や展開が期待されます。


(システム構成)

(参考)
東京電力ホールディングス株式会社 プレスリリース


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