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にじさんじ 2023.11.30

にじさんじ異色の企画番組「Project Re:Liver」に注目 SF仕立てのバラエティに秘められた、とある物語とは?

VTuberグループにじさんじの公式バラエティ番組枠「NIJIBAN」の企画のひとつとして登場した「Project Re:Liver」。全4回で配信され、好評のうちに終了しましたが、終盤の展開がにじさんじにまつわる“とある物語”とリンクしたことで注目を集めています。


にじさんじ 公式YouTubeチャンネルより)

「Project Re:Liver」は、地殻変動で崩壊した400年後の世界を舞台に、失われたにじさんじライバーを復活させていく、SF仕立ての番組です。登場人物は、ライバーで唯一生き残った鈴木勝さんと、レイン・パターソンさんと同じ姿をした「レイン・パターソン十三世」さん。復活させたライバーのボディにAIをインストールし、地球に送り込むストーリーを描いています。

重厚な設定ながらバラエティー色が強いのが、この番組の特徴。第1回の樋口楓さんの回では、公式プロフィール上の設定だけで再現してしまった架空の樋口楓さんが生み出され、丁寧な口調で話す違和感に勝さんがツッコミを入れています。その後、配信切り抜きのイメージを学習していくのですが、今度は「怖い」というイメージが先行してしまい、ただのヤンキーになる……といったハチャメチャな様子が描かれました。

その後は、花畑チャイカさん、フレン・E・ルスタリオさん、加賀美ハヤトさんを、続々と再生。段々と記憶を取り戻していくライバーたちですが、それぞれ過去の言動や親しい人たちからの裏エピソードに動揺しながらも、なんとか地球に送り出されていきます。

しかし、この物語には裏がある模様。少しずつ真相に気づいていく勝さんですが……?

番組のバックグラウンドにあったのは「OD組」の物語

実はこの番組で鈴木勝さんをとりまく裏側の物語は、ユニット「OD(おなえどし)組」のストーリーを想起させるような内容となっています。OD組とは、鈴木勝さんと卯月コウさん、そしてにじさんじを卒業した出雲霞さんの3人によるユニットです。いわゆる「劇場型配信」と呼ばれる、リアルタイムでストーリーが展開する配信を行っており、多くの視聴者が考察しつつ、物語の行末を追っていました。

「Project Re:Liver」の最終回では、加賀美ハヤトさんが鈴木勝さんに意味深な言葉を耳打ちしたり、卯月コウさんがサプライズで登場したりしたことから、一部のにじさんじファンの間では、過去の劇場型配信とのつながりを考察する動きが見られています。

今回の番組を終え、鈴木勝さんは「まさか俺たちの物語を下敷きにした企画を頂けるとは思ってもおらず、本当に驚いたけど嬉しかったです」とコメントを残しています。

(参考)公式YouTube


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