Metaが2022年後半に発売予定のVRヘッドセット、コードネーム「Project Cambria」。このヘッドセットに、深度センサーと「Meta Quest 2」の3倍の解像度を有する外部カメラが搭載されることが明らかになりました。
「Project Cambria」は2021年10月に発表された、Metaが開発中のVRヘッドセットのコードネーム。ヘッドセットに搭載されたカメラにより、周囲の状況をフルカラーで映し出せるほか、光学系の改善やアバターへの表示反映などが可能なデバイスです。既存の「Meta Quest 2」と同じく一体型ですが、主に業務利用を想定した、高価格帯のデバイスであることが明言されています。
VRゲームスタジオCEOとの対談で明らかに
今回の深度センサーの情報は、Meta社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏と、VRゲームスタジオSchell GamesのCEOジェシー・シェル氏の対談で判明しました。ザッカーバーグ氏は、Meta Quest 2の既存のパススルー機能について「周囲で起きていることを大まかに把握できる以上の設計はされていない」としつつ、Project Cambriaは専用の深度センサーを搭載していることを明らかにしました。
また外部カメラについては、同氏は海外メディアProtocolに対し「Meta Quest 2と比較して3倍の解像度を有する」とコメント。前述の深度センサーは、赤外線プロジェクターである旨を明らかにしています。
2022年5月現在、「Project Cambria」の正式名称や価格などは明らかになってませんが、ザッカーバーグ氏は「2022年後半に発売する予定」との方針を表明しています。