ARゲーム提供のプレティア、複数VCや投資家から資金調達 技術開発に注力

渋谷で開催中のAR謎解きゲーム「サラと謎のハッカークラブ（サラ謎）」運営元のプレティア株式会社は、ベンチャーキャピタル及び個人投資家から資金調達を行ったことを発表しました。調達額は非公開ですが、出資者にはTokyo XR Startups株式会社など複数のVCなどが名を連ねています。

TXSやアカツキCEOなどから資金調達

プレティア株式会社は2018年春までに、インキュベイトファンド、Tokyo XR Startups株式会社、NHN CAPITAL株式会社のほか、株式会社gumiの代表取締役会長・國光宏尚氏、株式会社アカツキの代表取締役CEO・塩田元規氏ほか、複数の個人投資家から資金調達を実施していることを公表しました。

同社はこの資金を元に、顧客満足度の向上のため技術開発およびサービス改善に注力するとしています。またAR技術を更に進化させた謎解きゲーム第二弾の制作にも取り組む方針です。

渋谷が舞台のAR謎解きゲームを提供、「ARクラウド」も開発

「サラと謎のハッカークラブ」は、ゲーム限定オリジナルアプリ「HACK PAD」を使って遊ぶAR謎解きゲームです。渋谷を舞台としたSFストーリーがベースとなっています。

https://www.youtube.com/watch?v=d1qsJ73L0vo

プレイヤーはストーリーにしたがって実際に街を歩き回り、チャットやカメラといったスマホアプリならではの機能を駆使して、ミッション達成を目指します。スマートフォンを対象にかざすことでストーリーを進めるAR機能が特長です。今年8月4日に開催を始め、SNSなどの口コミで体験者数が増加中とのこと。

また、プレティアはARのバックエンド技術である「ARクラウド」の開発も行っており、こちらは「将来的にこの技術を、世界中のAR開発者に向けて開放していく」としています。

「サラと謎のハッカークラブ」イベント概要

（参考）プレティア株式会社プレスリリース