クラウドゲーミングプラットフォーム「PlutoSphere」が、VRヘッドセットMeta Quest 2(旧Oculus Quest 2)に対応(ベータ版)したと発表されました。
これまでのMeta Questシリーズは、チップセットなどの性能の限界から、遊べるゲームや画質などに制限があります。PCとQuestを接続することで、PC向けのVRゲームが遊べる「Oculus Link」機能もありますが、利用するためには一定以上のスペックのPCが必要でした。
今回実施される「PlutoSphere」ベータテストによって、高スペックPCが無くとも「Half-Life: Alyx」のようなハイエンドなゲームを遊べるようになります。
(公式PVCではPC無接続で「Half-Life: Alyx」を遊ぶプレイヤーが映されています)
「PlutoSphere」は、サイドローディングアプリ「SideQuest」で配信中です。通信速度は50 Mbps以上。5GHzに対応したWi-Fi 6ルーターが利用条件として設定されています。アプリのダウンロードは無料で行えますが、クラウドサービスの利用には“トークン”が必要。ベータ期間中は毎日、一定数が参加者に配布されており、それ以上の利用を希望する場合は、公式ストアから購入する必要があります。
クラウドPC利用の終了後は、データの削除が行われます。次回の利用時に同じVRゲームを遊びたい場合、再度導入しなければなりません。米メディアRoad to VRによると、PCはCPUに「Intel Xeon Platinum 8259CL」を搭載。GPUは「NVIDIA Tesla T4」で、RAMは32GBとのことです。
「SideQuest」ページはこちら。
https://sidequestvr.com/app/3247/plutosphere
(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。