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VRChat 2024.03.28

VRChatの定番ツールのひとつ「OVR」の有料化が決定 アバターの姿勢調整に便利

VRでのゲームプレイなどを快適にするツール「OVR Advanced Settings(以下OVR)」が、4月15日より有料化されることが発表されました。価格は7.99ドル(約1,200円)に設定される予定。同日までにダウンロードを行った場合は、15日以降も無料で利用できます。

「OVR」は2016年という“VR黎明期”にリリースされたアプリ。PC向けのVRヘッドセット(Quest Linkを使用するMeta Quest含む)での使用を想定しており、スーパーサンプリング値の設定やメディアプレーヤーのコントロール、ガーディアン(Chaperone)プロフィールの切り替えといった機能などを利用できます。

発表によると、今回の有料化は同ツールの開発を“持続可能な”形で継続するための決断。「OVR」から得られる収入によって、開発に使う時間や労力を増やすことを目標にしているそうです。将来的には、チュートリアルの充実化などにも取り組む構想とのこと。


(「OVR」でアバターの“膝を少し曲げた”写真。筆者自身は椅子に座っている状態)

「OVR」は、ソーシャルVR「VRChat」のユーザーに“姿勢調整ツール”として、広く利用されています。「VRChat」には、アバターの姿勢を「直立orしゃがみ」で切り替える機能が実装されていますが、ワールドの作りや状況によっては、より“微妙な”姿勢を使いたい場合があります。

「OVR」には、利用者(=アバター)の姿勢や位置を調整できる機能が実装されており、同機能を使うと「少しだけ膝を曲げる」「完全に寝転ぶ」といったポーズが、コントローラー操作だけで可能。椅子などに座ったまま“自分”のポージングを変更できる便利さが、「VRChat」ユーザーの支持を集めています。

(参考)Steam


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