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業界動向 2022.01.05

NVIDIAの3Dデザインコラボツール「Omniverse」が個人向け無償提供を開始

NVIDIAは、リアルタイム3DデザインコラボレーションツールOmniverseを個人クリエイター向けに無償提供します。GeForce RTXおよびNVIDIA RTX GPUを活用している、全世界数百万人のクリエイターを対象に行われます。これまでは企業や一部クリエイター向けに展開されていましたが、新たに個人クリエイター向けの無償提供を開始した形となります。

「Omniverse」とは

「Omniverse」は、NVIDIAが開発・提供する仮想空間内でデザインシミュレーションやコラボレーションを行うためのプラットフォームです。様々な分野で使われている3Dデザインにおいて、リモートワークにおけるコラボレーションの課題を解決することを目的に作られています。

同プラットフォームは2020年12月にオープンベータが開始されて以来、グローバルで70,000件以上、日本国内でも4,000件以上ダウンロードされています。2021年11月には、アバター生成やバーチャル空間でのAIトレーニングなどの機能を追加拡張し、企業向けソリューションとして「Omniverse Enterprise」の一般販売を開始。2021年12月にはOmniverse の導入支援団体「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan」を結成しています。

「Omniverse」に新機能を追加、3Dシーンの管理が容易に

NVIDIAは、世界最大規模のエレクトロニクス展示会「CES」において特別講演を実施。クラウド上でドキュメントを管理するかのように3Dシーンを共有できる「Omniverse Nucleus Cloud、音声から3Dフェイスに表情アニメーションをつける「Omniverse Audio2Face」が、Epic Gamesのデジタルヒューマン作成アプリ「MetaHuman Creator」へのエクスポート機能追加など、複数の新機能を発表しました。

(参考)プレスリリース


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