先日リリースされたOculus Homeのファームウェアアップデートにて、アプリの自動更新や帯域幅制限などいくつかの新機能が追加されました。また同アップデートにより、1台のOculus Riftに対し同時に4台のトラッキングセンサーが接続可能になりました。
同時に4台のトラッキングセンサーが接続可能に
アップデートのリリース後、Steam VRでは既に4台のセンサーのアイコンを確認することができます。また、4台のセンサーを実際に設置する様子を撮影した映像も公開されました。
「ファームウェアアップデートでは、同時に4つのカメラセンサーが接続可能になります」
So this is a thing now.. The New 1.6 Firmware Update allows you to connect up to 4 sensors at once! #cool #4sensors pic.twitter.com/ZK2B8qNUBN
— RealityCheckVR (@RealityCheckVR) 2016年7月15日
Steam VRのアイコンでも4台までのセンサーが対応していることが確認できる。
センサーの設置動画
Oculus Touchへの準備か
4台ものセンサーを同時接続可能にした理由としては、2016年第4四半期に発売が予定されている、Oculus Rift向けハンドコントローラ「Oculus Touch」への準備が考えられます。
同時接続台数を増やした目的としてはトラッキング精度を向上させ、Touch使用時のトラッキング対象の増加に対応することが予想されます。またルームトラッキング機能を有するHTC Viveに対抗し、トラッキング可能範囲の拡大を図ったものでないかと思われます。
Oculus Touchハンドコントローラ
センサー接続台数の増加に伴い、近くセンサーの別売りについてOculus社からのアナウンスがあることが予想されます。今後の発表に注目です。
なお同アップデートプログラムの詳細は以下から確認できます。
https://developer.oculus.com/downloads/pc/1.6.0/Oculus_SDK_for_Windows/
(関連)
Oculus Touchは発売前に5,000キット以上を開発者に向けて発送予定
Oculus、手に装着するOculus Touchの出荷予定を2016年後半に変更
(参考)
Oculus Rift Gains Multi-Camera Support As Touch Launch Approaches(英語)
http://uploadvr.com/oculus-rift-now-supports-multiple-cameras/