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【徹底レビュー】本格的なVRが5万円切り 新たな定番入門機 Oculus Questの魅力

2019年5月1日、フェイスブックは新型のVRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト、以降Quest)を5月21日から発売することを発表しました。Mogura VR Newsではすでに2018年秋に体験レビューを掲載しましたが、Mogura VR編集部には製品版の発売を控えていち早くメディア用のレビュー機材が到着。改めて使い勝手も含めてじっくりと評価してみました。

2014年から数多くのVRヘッドセットを体験してきた筆者の目から見ても、Questは完成度の高いデバイスです。本記事ではユーザー目線で気になる懸念点を含めてレビューしていきます。

なお、今回のレビューにあたり、タレントの有野いくさんにご協力いただきました。

目次

Oculus Questとは
一体型VRヘッドセットとは思えない軽さ
あっという間のセッティング
チュートリアルアプリの出来の良さ
「一体型×6DoF」というハードル超え
まだ見ぬ競合機
プレイできるコンテンツ「50以上」をどう捉えるか
気になる「プレイエリア」
コンシューマー向けのスタンダード機になる

Oculus Questとは

Oculus Questは、スマートフォンやPCを使わない一体型のVRヘッドセットです。ストレージに応じて64GBモデルと128GBモデルの2種類が発売予定となっています。64GBモデルが49,800円、128GBモデルが62,800円です(いずれも税込、送料込)。

これまで発売されてきた一体型VRヘッドセットと異なり、体や手を自由に動かすことのできる6DoFのデバイスです。ゲーミングPCと合わせて使うVRヘッドセットでしか実現していなかった6DoFという性能をわずか5万円の一体型VRヘッドセットで実現している点に最大の特長があります。

一体型VRヘッドセットとは思えない軽さ

まずは開封後のデバイス本体から見ていきましょう。

Questの本体は、丸みを帯びた形で前方の四隅にトラッキング用のカメラが埋め込まれています。前面は反射を抑えた黒色のプラスチックで、側面は布で覆われており、手で持ったときの触感も良いのが印象的です。カメラはくぼみにありますが、落としたら割れかねないため、硬い地面では気をつけたいところです(今回のレビューに使用した機材は貸出機であり、耐久テストは行っていません)。


(四隅にトラッキング用のカメラが搭載)


(右側面、前面の縁に電源ボタン、バンドの下にヘッドホン用のオーディオジャック)


(左側面、前面の縁に充電用のUSB Type-Cコネクタ、バンドの下に再びオーディオジャック)

また、底部にはIPD調整用のツマミと音量調整ボタンがあります。目と目の間の距離である瞳孔間距離(IPD)は個人差があるため、IPDを調整してからVRに臨むことは目に負担をかけずに快適にプレイするためにも重要です。

本体の大きさはOculus RiftやOculus Goとほぼ同じです。Oculus Goのほうが多少小さいくらい。重さもOculus Goとほぼ変わりません。バッテリーやプロセッサはよりパワフルなものが搭載されていますが、“Riftより多少重い”と公称されているように、少し重いというくらいで、過剰な重さを感じるものではありませんでした。重量バランスにも配慮されており、しっかりと装着すればOculus Goよりも軽く感じます。


(左がQuest、右がRift)


(左がQuest、右がGo)

長時間プレイしていても負担は感じにくく、フル充電からそのまま電池が切れる直前までは、様々なコンテンツをプレイして2時間半ほどでした。電源が切れるまで連続でVRゲームを遊んでいましたが、ヘッドセットが熱くなって落ちることは一度もなく快適にプレイできました。なお、電源からUSBケーブルを接続したままでもプレイ可能です。


(横着せずに左右のバンドと頭頂部のバンドをしっかり固定することが重要)

なお、筆者自身は体験時に気づきませんでしたが、頭が小さい人は頭頂部のヘッドストラップが余ってしまう現象が起きるようです。頭頂部の固定は重量バランスを支えるためには重要なので、悩ましい点でした。


(ベルクロが足りずに少し浮いてしまっている)

コントローラーは左右に一つずつ持ちます。激しく手を動かすゲームも多いため、ストラップは手首に巻きましょう。


(背面にあるトリガーボタンに人差し指をかける)


(上からの視点、親指でボタンやスティックを操作する)

あっという間のセッティング

箱を開封し、ヘッドセットを取り出して気づくのは、「ケーブルがない」こと。ヘッドセットを充電するためのUSB Type-Cケーブル以外のケーブルがありません。一体型のVRヘッドセットはケーブルレスなのです。

開始もスマートフォンにアプリをインストールし、本体の電源ボタンを長押しして被るだけ。Wi-Fiを含めてほとんどの設定をスマートフォンで行うため、あっさりとセットアップが終わります。

一般的な6DoFのデバイスで最も手間がかかる「センサーを設置してプレイエリアを設定する」段取りすら、外部センサーが不要のQuestではあっという間。Questでは、ヘッドセットを被ったまま外部の世界を見ることができ、コントローラーから伸びるポインターでグルっと1周しながらプレイエリアを指し示していけば、10秒ほどで終わります。

https://www.youtube.com/watch?v=Giz2LHlf6Vk

セットアップの詳しい手順は、別記事にて詳しく解説しています。(参考記事:数分で完了 Oculus Questの開封からセットアップまで詳細

一度セットアップが終わってしまうと、以降は電源を入れたままスリープになっているQuestを被ると1秒で起動し、すぐにVRの世界に行くことができるようになります。Oculus Goで体験したのと同じ圧倒的な手軽さがQuestでも実現しています。

チュートリアルアプリの出来の良さ

セットアップが終わると「First Step」というチュートリアルアプリが開始します。Oculusは、PC版のRiftでも非常にクオリティの高いチュートリアルアプリ「First Contact」を提供していましたが、Questで用意されている「First Step」も非常に良くできています。ピクサーのアニメを彷彿とさせるCGアニメーションが流れた後、コントローラーの説明を受けていき、最後は以下のような、指の操作や身体を動かす体験を楽しみます。

・ロケット花火を掴んで紐を引いて飛ばす
・卓球のラケットでピンポンする
・ゲームカセットを差し込んでコンテンツを起動する
・ロボットとダンスする
など

こうしたいくつかの簡単な体験により、楽しみながら操作に慣れることができます。それぞれの遊びがしっかりとクオリティ高くデザインされており、一つ一つのコンテンツとして成り立っています。モデルを務めてもらった有野いくさんも、ロボットとダンスをするコンテンツが気に入って「永遠にやっていられる」とコメントしていたほど。6回ほど繰り返した後、名残惜しそうに次のアプリに移っていました。

なお、セットアップとチュートリアルの言語は日本語に完全対応しています。音声によるガイダンスもありますが、全て日本語に翻訳されているため、ストレスフリーでセットアップできました。かつてOculusのデバイスのセットアップがすべてが英語だった頃を考えると感動してしまいました。

「一体型×6DoF」というハードル超え

Questは、一体型のVRデバイスで6DoFができることが最大の特長と冒頭で書きました。正確な6DoFが実現することで、VRの没入感は格段に深くなります

Questの前に発売されていた一体型のVRヘッドセットに同じOculusのOculus Goというデバイスがあります。こちらは3DoFと呼ばれています。3DoFとは、回転だけを認識するデバイスです。スマートフォンのVRなども基本的には3DoFです。

3DoFのVRヘッドセットと6DoFのVRヘッドセットを比較した場合、6DoFのほうが没入感が高く、優れています。Oculus Goを始めとする3DoFのVRヘッドセットを体験した人が感じるのは「動くことができない」という一種の諦めです。動く前提でないコンテンツも多くあるわけですが、視聴中に身じろぎをしたとしても視点が動くことはありません。

6DoFのVRヘッドセットはその点で圧倒的に没入感が深くなります。そして両手にコントローラーを持ち、その動きもトラッキングされた時、「自分はVRの中にいる」という感覚は非常に高まります。ゲームを始めとした没入感の高いVRコンテンツを楽しむためには6DoFは必須と言えるでしょう。

Questでは、高いトラッキング精度と範囲により、6DoFが全く違和感なく実現しています。四隅のカメラによってコントローラーから発せられる赤外線を読み取って位置や方向を認識します。その精度はPC向けのOculus RiftやHTC VIVEと比べても遜色ありません。Questの真髄はここにあります。Questは、これまでPC向けのVRヘッドセットしかできなかったことを、被ってわずか1秒で体験できる一体型VRヘッドセットで実現したのです。

トラッキング範囲は前方180度ですが、視界よりも手の認識範囲のほうが広いため、ロスト(範囲外や何らかの障害などでトラッキングしなくなる現象のこと)が気になることもめったにありません。

まだ見ぬ競合機

Questのように6DoFを実現したコンシューマー向けの一体型VRヘッドセットはまだ市場に存在しません。HTCのVIVE Focus Plusは同様に6DoFの一体型ですが法人向けで、コンシューマー向けのコンテンツは揃っていません。

消費者向けに目を向けると、Questは唯一の存在です。同じような体験をしようとするとゲーミングPCやPlayStation VRと有線接続が必要になるため、手軽に楽しみたい場合にはQuestが唯一の選択肢です。

プレイできるコンテンツ「50以上」をどう捉えるか

Quest向けにリリースが予定されているコンテンツはローンチ時点で合計50以上と言われています。プレイヤーはQuest向けのストアからコンテンツをダウンロード、インストールして体験します。この50という数を多いと捉えるか、少ないと捉えるか、難しいところです。

たとえば、Oculus Goの対応コンテンツは2000程度、同じくHTC VIVEの対応コンテンツも2000程度です。この数字と比べるとQuestの50という数字は非常に少なく非力なものに感じられるでしょう。

ローンチ後にその数はさらに増えていきます。しかし、フェイスブックはQuest向けのコンテンツについて「審査を厳しくする」ことを明言しているため、急激に数が増えることもなさそうです。Oculus Goの対応アプリやVIVE向けのSteamのコンテンツを数多く遊んでみるとわかるのですが、明らかに面白くないものや、酔いが激しいもの、UIがあまりに不親切なものなど、体験としてイマイチなものが多くあります。また、後述するようにQuest向けのアプリの開発は、PC向けのものほど一筋縄でいきません。

Questで初めてVRを体験する人が多くなるとの推測のもと、がっかりさせないためにフェイスブックは「ストアに並ぶコンテンツの質にこだわる」ことにしているのです。

筆者は、50という数字にもかかわらずコンテンツには一定の期待をしています。それはすでに公開されているゲーム・アプリの中に、ユーザーが繰り返し遊んでいる人気作が多く含まれているからです。

全世界で100万本以上を売り上げている「Beat Saber」は1プレイが3分程度、繰り返し遊ぶことが前提のリズムゲームです。新作の「Dance Central」も同様に、有名曲に合わせて本格的なダンスをするゲーム。また「Rec Room」は友達と遊ぶことが前提のソーシャルVRゲームで、ゲーム自体のバリエーションはそこまで多くないものの、“一緒に遊ぶ”体験は毎回変わるためユーザーが繰り返し訪れています。他のプレイヤーとの対戦や協力機能を備えたVRゲームがいくつも用意されています。

ストーリーがウリのゲームも「SUPERHOT VR」や「Robo Recall」、「東京クロノス」、「Virtual Virtual Reality」などVIVEやRiftなど他のプラットフォームで高評価だったゲームが移植されます。ゲーム機として考えても長く遊べるものになるのではないでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=ryvsAjCaKKk

PCと繋いで有線で体験していたVRゲームをQuestでケーブルレスで体験できたときの感動はひとしおです。自由に動き回って敵の攻撃をかわしたり、リズムに乗って剣を振り回すことができるのです。

気になるのは、コンテンツを作る開発者側です。Questは、スマートフォン向けのプロセッサで駆動しており、PC向けのVRゲームとはアーキテクチャが異なります。グラフィック処理も非力なことから最適化が重要で、開発にはそれなりの苦労が伴います。加えてフェイスブックの審査があるため他のプラットフォームと比べても開発のハードルは上がっています。良質なコンテンツが継続的に作られることに期待したいところです。

Questをあくまでも入門機と捉えると、さらに多くのコンテンツをプレイしたいプレイヤーにはPC向けのVRヘッドセットが適しています。

気になる「プレイエリア」

ここまで、Questの良いところを挙げてきました。筆者はレビューのために、オフィスや自室などでQuestを試してみました。VRで没入感の深い体験をしてみたい人に向けてはベストなデバイスだと思う一方で、日常使いをするとした場合に気になる点がありました。

それが「プレイエリア」の問題です。Questのプレイエリアはガーディアン(Guardian)という仕組みで管理されています。Guardianは、前述のようにプレイ前のセットアップ時点でプレイエリアをコントローラーから伸びるポインターで設定します。

このエリアの広さは個々人のプレイ環境に応じて異なります。Oculusは、推奨プレイエリアを2種類に分類し、身体を動かすルームスケールの範囲を2m×2mと、動くことのないステーショナリーの範囲を1.2m×1.2mとしています。魅力的なコンテンツの多くは身体を動かすため、Questを堪能するためにはルームスケールの2m×2mが必要です。

この2m×2mというプレイ範囲は意外と厄介です。特にワンルームの自室で体験した場合は、床に置いてあるものを片付けてようやく確保した有様。もしかしたらプレイエリアの確保には手間取ってしまうこともあるかもしれません。

2m×2mより狭くても設定は可能です。ガーディアンは、守護者というその名前の通り腕や首を伸ばしてプレイエリアの縁が近づくと、青い格子が出現して警告してきます。プレイエリアの設定が狭い場合は、高頻度で格子が出現してしまい、せっかくの没入感が損なわれます。また、横には意識が向かないことも多いため、プレイに没入しすぎていると、思いきり壁などを殴ってしまうこともありえます(筆者は「Beat Saber」のプレイ中に一度やってしまいました)。

VIVEやRiftなどのデバイスを家で体験する際もプレイエリアの懸念はありましたが、Questも同様です。2m×2mのプレイエリアをしっかりと確保してから楽しむ必要があります。

※広いスペースを確保する必要があるとはいえ、屋外での使用は推奨されていません。トラッキング用のカメラの精度が落ちることも考えられます。ご注意ください。

コンシューマー向けのスタンダード機になる

Questは非常に良く設計された入門向けデバイスです。Questの優位な点は手軽さと安価であること。入門向けと書いたのは、Questは多くの面でPC向けのVRヘッドセットに劣るからです。Quest以上に美麗なグラフィックであったり、「VRChat」のPC版のようにがっつりとVR体験を楽しみたい人はPC向けのRift SやVIVE、Valve Index、あるいはPS4向けのPlayStation VRなどを購入することをおすすめします。

入門用のスタンダードモデルとしてQuestは大きなポジションを築くことになるでしょう。その場合、多くのVRユーザーにとってQuestでのVR体験はスタンダートな体験になります。さらにこだわるユーザーはハイエンド機を購入し、メディア視聴が中心のライトなユーザーはOculus Goのような3DoFのより安価なデバイスに分かれていきます。

Questの発売は5月21日。ハイエンドのVRが気にはなっていたが、PCと一緒に購入することがためらわれていた人にはQuestは最適なデバイスです。

日本からの購入はAmazon.co.jpと公式サイトで可能です。
参考記事:一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」の価格・予約・購入方法


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