2020年10月13日に発売された「Oculus Quest 2」(以下Quest 2)の“脱獄(JailBreak)”に報酬を支払うという人物がTwitterに現れ、注目を集めています。脱獄は、スマートフォンなどデバイスのルート権限取得を指す言葉です。
その人物とは、 Mozillaのシニア・ソフトウェア・エンジニアでWebXRに携わっている Robert Long氏。同氏によれば、ルート権限の取得に成功した場合、報奨金として5,000ドル(約52万円)を提供する用意があるとのこと。
「Quest 2」は、高性能と低価格(国内販売価格37,100円(税込/64GBモデル))を両立したデバイスですが、使用にはフェイスブックのアカウントが必須となっており、議論を呼んでいます。
プライバシーポリシー変更が発表された8月、Long氏は「もしOculusプラットフォームでの開発にフェイスブックのアカウントが必要になるなら、これ以上彼らをサポートする気はない」と発言。「Quest 2」の発売以前は、“初代”Questの脱獄に報奨金を出していました(成功者は現れず)。
I’m still offering $5000 for a Quest 2 jailbreak! Jailbreakers, dm me. Let’s break free of FB’s anti-competitive, anti-privacy ecosystem! https://t.co/TYI0Uy1YsF
— Robert Long (@arobertlong) October 14, 2020
Long氏によれば、ルート権限があれば、ユーザーはOculus Homeをカスタマイズ可能になり、フェイスブックへのログインは、必須ではなくなるとのこと。「SideQuest」のような非公式ストアをOculus Storeと置き換えることも可能になります。
(参考)Road to VR
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