2021年のクリスマス商戦で、メタ社のVRヘッドセットOculus Quest 2の売上が大幅に伸びたという可能性が浮上しました。VR関連企業の報告や、アプリストアのランキングからその兆候が確認されています。
12月25日、GOLF+社のCEO、Ryan Engle氏が、Quest向けのVRゴルフゲーム「GOLF+」
の売上が急激に上昇したことを報告。同氏によれば、クリスマスの日は、過去最多の日間売上本数だったとのこと。Engle氏のTwitterでは、昨年の同時期と比較したグラフも公開されています。
🎄That Christmas spike is real!! Happy Oculus Quest 2 day!
For reference yesterday was our best sales day ever and today is already 30% bigger with the better half still to come!
Green line is last year’s unit sales by hour.#VR 🚀🚀🚀 pic.twitter.com/aieLob9LHI
— Ryan Engle (@Rengle820) December 25, 2021
（青色は2021年12月下旬の「GOLF+」売上本数、緑色は2020年12月下旬の売上本数）
またApp Storeでは12月26日頃、Oculus公式アプリが、無料アプリランキングの第1位に位置していました。Quest 2の購入者が初期セットアップのため、アプリをダウンロードした結果と思われます。
Wait for the stats but @oculus just crushed Christmas. #1 app in the app store right now: $FB
Christmas Day says yes to metaverse. pic.twitter.com/q52MjMyCjU
— Sean D. Emory (@_SeanDavid) December 25, 2021
メタ社は2021年12月現在、Oculus Quest 2の販売台数を公表していません。ただ同ヘッドセット向けのチップセットを製造する半導体大手クアルコム（Qualcomm）は11月、累計出荷台数が1,000万台に到達した可能性を示唆しました。
現時点では、メタ社は今回のクリスマス商戦の結果を報告していませんが、（上記の結果から）一定数以上本体が売れた可能性は高いでしょう。メタバースが注目を集めている現在、Oculus Quest 2の成功と成長はこれからも続きそうです。
（参考）Twitter
