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業界動向 2021.11.17

Quest 2の累計出荷台数はいよいよ大台か?示唆される1,000万台

2021年11月16日に行われた、半導体大手クアルコム(Qualcomm)の投資家向け発表会。その壇上で、Oculus Quest 2の累計出荷台数が1,000万台に到達している可能性が浮上しました。

Oculus Quest 2には、クアルコムのVR/ARデバイス向けチップセット「Snapdragon XR2」が搭載されています。今回の投資家向け発表会で、クアルコムのCEO、クリスティアーノ・アモン氏は、もしメタバースで過ごしたいのなら「Snapdragon」が“チケット”になるとコメント。その後「Oculus Quest 2は1,000万台です」と発言しました。

米メディアUploadVRは、本件についてクアルコムに問い合わせを実施。アモン氏の発言について、同社のスポークスマンから、以下のような回答を受け取ったと報告しています。

スポークスマンからのコメント(抜粋)

「(アモン氏のコメントは)業界アナリストが推定した、サードパーティーマーケットの平均(に基づいた)数字。メタやクアルコムからの公式な販売数の開示を意味するものではありません。」

残念ながら出荷したチップの数などからの情報ではありませんでした。

北米だけで400万台の販売と推測されていた

2021年11月、メタ(旧フェイスブック)は、Quest 2の販売台数を公表していません。ただ、7月に実施された接顔パーツのリコール情報から、2021年7月時点で北米では400万台が販売されていると推測されており、世界的にはより多いと考えられています。

メタ自体、VRヘッドセットの普及において1,000万(人)という数字を重要視しています。CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は2019年、「持続可能なエコシステムを構築するために、VRプラットフォームは1,000万人のユーザーを抱える必要がある」とコメント。次期CTO、アンドリュー・ボズワース氏は2021年8月に、「VRユーザーが予想よりも早く1,000万人を超えることを“確信(Convince)”している」と発言していました。

(参考)UploadVR

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