フェイスブック傘下のOculusは、VRヘッドセットOculus Rift向けのVR造形ツール「Medium」のアップデートを行いました。今回のアップデートではパフォーマンス向上やツール改善のほか、Oculus Homeへのオブジェクト設置も可能になりました。
VR造形ツール「Medium」
「Medium」は、2016年にリリースされたVR造形ツールです。VR空間で3Dモデルを制作することができます。Oculusはこれまでも、複数人での作業を可能にするなど、プロのアーティストの使用に耐えるようアップデートを行ってきました。
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今回発表されたバージョン2.0では、グリッドスナップ機能や複数のライト、レイヤーの上限を100枚まで引き上げるといった機能の追加・拡張が行われています。また新しいレンダリングエンジンにより、動作と解像度も向上しています。
Homeへの手軽なオブジェクト設置も
さらに、3Dモデルを1から作れないような初心者のユーザーでも使いやすいように、あらかじめ出来上がった3Dモデルを自分のOculus Homeに設置する機能も加わりました。これは今年4月のOculus Homeアップデート発表時に告知されていた内容です。
Medium 2.0は、動作環境としてWindows10が必要になります。Oculusは、Mediumの新しいチュートリアルも公表するとのこと。初心者からプロまでが使えるツールとして期待されます。
(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。