4月12日(月)、近視の人が見ている世界を体験できるワールド「NearSighted Classroom」がVRChatで公開されました。自分の指など近くにあるものはハッキリと見られますが、遠くの景色はぼやけてしまいます。
近視度数(ディオプター)はマイナス4D(約25センチでピントがあう程度)ほどに設定されているとのこと。すぐそばには眼鏡が用意されており、かけると視界がハッキリとします。黒板には視力検査表が貼られており、実際に体験可能です。
制作したのはVRクリエイターのVoxelKei氏。自身も重度の近視であり、通常時の見え方を口頭で説明しても他人に理解されづらいとの問題意識から制作したそうです。「(このワールドで)眼鏡のありがたみも分かってもらえるんじゃないか」とコメントしています。
著者(視力0.1以下)が実際に体験したところ、視界のぼやけ具合はかなりリアルで、この状態で歩くのはかなり不安になると感じました(メガネがあってよかった……)。近視の人も、これまで視力に不便を感じたことのない人も、ぜひ体験してほしいコンテンツとなっています。ワールドのリンクはこちらです。
近視の人が見ている世界をVR空間で体験出来るワールド「NearSighted Classroom」をpublishしました。学校の教室にいるときド近眼にはこう見えているというのを近眼じゃない人にも伝えられるのではないかと思います。メガネがいかに大切かというのも体感出来るのではと。ワールドURLはリプ欄に #VRChat pic.twitter.com/YgIp9Hk9xa
— VoxelKei (@VoxelKei) April 11, 2021
(参考)Twitter、VRChat