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業界動向 2023.06.01

日本発VRゲームのMyDearest、パブリッシング事業を開始

日本のVRゲームスタジオMyDearest株式会社が、パブリッシング事業を開始しました。同事業の第一弾として、イギリスのVRパズルゲーム「Squingle -スクイングル –」のプロモーション展開をサポートしています。

独自IP開発やプロモーションにも強み、事業を多角化

MyDearest株式会社は2016年創業。「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」や「ALTEDEUS: Beyond Chronos」等のVRゲームを開発しています。同社のタイトルは複数のゲームアワードに選出・ノミネートされており、ユーザーから高い評価を得ています。

MyDearestは、約70名の従業員のうち15名がマーケティングチームに所属(同社noteによれば従来の3〜5倍)。さらに2023年1月からは、MetaのFacebook Gamingチームに所属していたMatthieu Youna氏を迎え入れ、プロモーション等に強みを持ちます。これを活かし、「作品を広めること・売ること」に注力するパブリッシング事業へ参入、グローバルプロモーションの支援や開発支援を行います。

MyDearestのCEOである岸上健人氏はnoteにおいて、VRゲーム市場の拡大に伴い、小規模開発者が、プロモーションを他社に依頼する事例が増加している旨をコメント。他タイトルのパブリッシングや共同開発案件が進んでいることも明かされています。

「売る」と「作る」の分化進む?

直近で、VRゲーム領域における「パブリッシャーとデベロッパーの分化」が散見されており、イギリスのnDreamsやオランダのVertigo Gamesなど、成功したVRゲームスタジオがパブリッシング事業に乗り出す流れが続いています。

(参考)noteMyDearest


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