VRFPS「アリゾナサンシャイン」などで知られるVertigo Gamesは、VRゲームスタジオのForce Fieldを買収したと発表しました。未発表のAAAタイトルなど、共同でのコンテンツ開発も行います。
VRゲーム特化のスタジオ
Vertigo Gamesは主にVRFPSを開発・提供しており、2017年に人気を博した「アリゾナサンシャイン」や、現在開発中の「アフター・ザ・フォール」といったタイトルで知られています。2020年に買収され、現在はKoch Media Groupに所属します。
今回買収したForce Fieldは2015年設立、Vertigo Gamesと同じくオランダを拠点としています。VRゲームに特化したスタジオで、「Landfall」、「Coaster Combat」等をリリースしてきました。また記事執筆時点、”良く知られたIPベースのAAAタイトル”を開発中であると、Vertigo Gamesは説明しています。買収には、Force Fieldの全事業と知的財産権が含まれています。
買収により、Force FieldはVertigo Studios Amsterdamと名称を変更。既に公式サイトは新名称とデザインに変わりました。同社はVertigo Gamesとの共同開発をはじめ、今後も事業継続予定です。
数か月前にも関連企業買収、着々と拡大
Vertigo GamesのCEO Richard Stitselaar氏は次のように述べ、Force Fieldのチームを歓迎しました。「我々は共に、グローバルなVR大手に向けて大きく近づいています。そしてより大規模で、ハイクオリティ、最先端のVRゲームを、世界中のプレイヤーに届けていきます」
同社は2月にも、VR体験施設向けのコンテンツ配信プラットフォームなどを手掛けるSpringboardVRを買収しました。コンテンツ開発に留まらず、パブリッシャー、施設型VRといった分野にも展開していくと、拡大路線を表明しています。
(参考)Vertigo Games