11月22日(月)、XRデベロッパーのEmanuel Tomozeiさんが投稿したYouTube動画に注目です。Tomozeiさんが片手を上げて「Open the roof」とつぶやくと、部屋の天井がスルスルと開き、そこには広大な宇宙の光景が……!?
この映像は、Tomozeiさんが制作した室内に「宇宙」をMR表示できるアプリ「STARGAZER」によるもの(※現在のところ未公開)。VRヘッドセットOculus Quest 2のSDK(開発者向けキット)を活用して制作されており、室内の様子はパススルー機能(VRヘッドセットのカメラで、現実の周囲の景色を見られる機能)が利用されています。
Tomozeiさんによれば、「STARGAZER」を制作するために、7,000個以上の星の実際の位置データや大きさを入力したとのこと。星座情報なども実装されており、使用中に“見上げた”際には情報が表示されるそうです。
2021年11月現在の「STARGAZER」は、各ユーザーごとの環境(部屋の構造、日時)には対応していません。Tomozeiさんは将来的なアップデートで教育的な要素に加える形で追加することを計画しています。
動画はこちら。
「STARGAZER」は、メタ(旧フェイスブック)のXRハッカソンのために作成されたコンテンツです。メタのXRハッカソンは、2021年11月9日から2021年11月22日までの期間、オンライン形式で実施されました。報酬もあり(1位の場合は55,000ドル/約630万円)、Tomozeiさんは仮に入賞できた場合、「STARGAZER」の開発資金に充てると語っています。
My entry for the Meta XR Hackathon: STARGAZER. A proof of concept that uses the new #OculusQuest passthrough and voice SDK to turn your home into a star gazing observatory! pic.twitter.com/8peuXwn5ZM
— Emanuel Tomozei (@eman2XR) November 23, 2021
(参考)VRScout
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