【Meta Quest】v64アップデートが正式に配信開始 Quest 3はパススルー画質が向上、外部マイクにも対応、寝そべりモードも追加

4月9日、Meta Quest向けの最新アップデート「v64」の配信が段階的に開始されました。今回のバージョンでは、Meta Quest 3のMRモード（フルカラーパススルー）の画質向上や、外部マイクへの対応といった更新が導入されます。

「v64」の導入後、Quest 3のMRモードの色、露出、コントラスト、ダイナミックレンジがより適切に調節され、画質が現実世界に“忠実”になります。ヘッドセットを外さなくても、例えばスマートフォンの通知や小さい文字などが見やすくなるほか、低照度でも画質が粗くならないため、暗い空間でも快適にMRゲームを遊べるようになるそうです。

「外部マイクのサポート」は、Quest 3の本体側面にあるUSB-Cポートにマイクを差し込んでQuestの入力デバイスとして使用できる機能。「v64」ではテスト機能として導入され、設定タブの“試験中”メニューから有効化できます。

今回の更新では「v63」アップデートでMeta Quest 2とMeta Quest Proに導入された“寝そべりモード”がQuest 3にも導入されます。寝そべりモードは、VR内の表示やUIを90度（天井に）移動させて固定できるシステム。使用することで、寝転んだ状態でも快適にQuestを遊ぶことができます。

また、Questの画面をスマートフォン側などに表示する“ミラーリング機能”もアップデート。ヘッドセットを外してもセッションが切断されないようになりました。今後は、簡単にミラーリングを維持したままヘッドセットを外して休憩したり、家族や友人と話したりできるようになります。