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Meta Quest 2024.03.06

Meta Quest 2とQuest Proを対象に“寝そべりモード”を実装するアップデート(V63)が発表

Meta Questシリーズ向けの最新ソフトウェア・アップデート(v63)の配信が段階的に開始されました。今回は、Quest 2とQuest Proを対象に“寝そべりモード”を実装するといった更新が行われています。なお、Meta Quest 3には実装の予定が発表されていません。

今回発表された寝そべりモードは、VR内の表示やUIを90度(天井に)移動させて固定できるシステム。これまでのQuestでは、寝そべるとUIなどが動きに追従せず、上手くプレイできませんでした。今回のアップデートによって、ベッドや布団に寝た状態でも快適にQuestを遊ぶことができます。記事執筆時点では、寝そべりモードがQuest 3に実装されない理由は発表されていません。

米メディアUploadVRによると、テスト機能の欄には「外部マイク」「航空トラベルモード」という機能も追加されているとのこと。

また3月後半には「Quest Cash」と呼ばれる新しい決済方法が導入されることが予告されました。Questを所有する子供の保護者に対して、VR上における購入を管理をしたり、ゲームや追加コンテンツの支払いを安全に行える手段を提供するのが目的のシステムです。

「Quest Cash」は購入すると利用者のアカウントに保管され、他ユーザーに贈ったり、リクエストしたりすることもできるそうです。日本では「Quest Cash」の残高は購入日から6か月で期限切れになるとのこと。

なおv63アップデートのPTC(公開テストチャンネル)版では、サイドローディング(公式ストア以外から導入)したアプリを、メニューバーに固定表示する機能がテストされていることも確認されていました。これまでサイドローディングしたアプリは、一度他のアプリを起動すると、メニューバーから消失し、再び使いたい場合、ライブラリから選んで使う必要がありました。固定機能の実装で、アプリ選択の快適性が向上すると思われます。なお、今回の公式リリースノートには掲載されていない情報のため、実際に導入されるかはアップデートを待つ必要がありそうです。

(参考)MetaUploadVRRoad to VR

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