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Meta Quest 2024.02.20

【Meta Quest】ハンドトラッキングとコントローラーの同時使用機能が今後導入される? Multimodal機能がSDKに追加

Meta Questシリーズの最新SDK(v62)に、ハンドトラッキング機能とコントローラーを同時に使用可能にする機能(Multimodal)が盛り込まれていることが判明しました。今後のアップデートで上記の機能が導入される可能性が高まっています。

Meta Questシリーズには、ハンドトラッキングでメニューなどを(コントローラーを使わずに)操作できる機能が実装されています。直感的な操作を実現していますが、コントローラーを使いたい際は切り替えが必要。これまでは、両機能を同時に使うことはできませんでした。

Multimodal機能は2023年7月、Quest向けSDKにテスト機能として導入。今回の更新で一般機能として利用可能になりました。Quest関連の開発者は、Multimodal機能を実装したゲームやアプリを「App Lab」や公式ストアで配信できるようになります。

同機能は、Quest 3とQuest Pro(Touch Proコントローラー)で使用可能。Quest 2でハンドトラッキングとコントローラーを同時に使用したい場合は、“Proコン”を別途用意する必要があります。

Multimodal機能は、現在ハンドトラッキングを実装しているアプリに影響を及ぼす可能性があります。例えばQuest版「VRChat」では、アバターの手をハンドトラッキングで動かすことが可能ですが、アナログスティックが使えないため、移動などの操作がやや難しくなっています。Multimodaによって、移動時にコントローラーを使い、静止時にはハンドトラッキングを使用するといった操作が可能になると思われます。

なお米メディアUploadVRによると、理論的にはコントローラーを身体の動きを認識するトラッカーとしても活用可能になるとのこと。トラッカーとして使用する際は、カメラを内蔵したTouch Proコントローラーの方が良好に機能する可能性が高いと論じています。

(参考)UploadVR

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