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Meta Quest 2023.11.13

Meta Quest 3で気持ちよく眠ろう MRモード対応の睡眠用アプリ「PILLOW」を試してみた

VRヘッドセットMeta Quest 3対応の睡眠用アプリ「PILLOW」が登場しました。ヘッドセット本体を被ったまま寝具にあおむけで寝た状態で使用可能なアプリです。これにより、睡眠に誘うような様々な体験ができます(※日本語未対応)。Meta Quest 3のMRモードに対応しており、現実の景色と夢のような空間が融合したかのような演出を楽しめるようです。

とは言うものの、どんなアプリかは体験しないと分からないので、実際に試してみました。

まずはVRヘッドセットを被ったままベッドで寝ます。今回はコントローラーを持っていますが、ハンドトラッキング機能にも対応しているので、手ぶらでも大丈夫です。

アプリを立ち上げて、天井に目を向けると、スヤァと眠っている羊が見えてくるので、「START」とプリントされた帽子を頭の上に乗せてあげましょう。

メニュー画面が登場しました。大まかに「The Stargezar(プラネタリウム)」「The Fisherman(釣りゲーム)」「The meditater(瞑想)」「The Storyteller(読み聞かせ)」の4つのプログラムが体験できます。

試しに「The Fisherman(釣りゲーム)」に挑戦。釣り竿を天井に向けて糸を垂らすと、部屋の天井に異次元っぽい空間がブワーッとオープン! 星空が大きな海になったような感じで、とても幻想的です。

少し経つと釣り糸に魚が引っかかるので、コントローラーを傾けながら魚を釣ります。このゲームは矢印に合わせて釣り竿を動かすだけのシンプルなもので、コントローラーを強く握ったりする必要もなし。とても単調な上に、音楽も穏やかな感じのものが流れているので、なんだか眠くなってきたような……。

気がついたら魚を釣り上げてました。釣った魚は手で掴んだり、投げて海に戻したりできます。この実在しないものに手で触れられる、でも実際に触った感覚がないという体験自体が、とても“夢”っぽいですね。

「The Stargezar(プラネタリウム)」を起動すると、現実の天井が広大な星空に様変わり。無数の星々のなかには、80以上の星座があり、自分でどこにあるのかを探し回れます。

星座を見つけてポインタを指すと、星座の3次元モデルが手元に登場。英語ですが、その星座の由来や関連エピソードを聴くことができます。他にも、星に向けてロケットを飛ばすといった演出もあり、子供のころに空を見ながらボンヤリと空想していたようなことが、バーチャルに再現されている印象です。ただただ星々を眺めているだけも良し、眠くなるまで星座を探してみるのも良し。夜空を眺めている間だけは忙しい日々を忘れられそうです……。

他にも可愛らしいキャラクターを見ながら瞑想するコンテンツや、物語の読み聞かせなどが用意されてます。また、現時点ではベータ版ですが、マルチプレイで誰かと一緒に睡眠をともにすることもできるようです。

ひとつひとつのコンテンツは真剣に集中するようなものではないので、ダラダラと手遊びできます。寝る前にSNSの炎上を追ってしまったり、スマホゲームに熱中したりして寝不足になるよりも、こういうアプリでまったり過ごしたほうが良いかもしれません。

ただし注意点があります(アプリよりも機器の方です)。Quest 3はそのままの状態で寝るには若干重いので「眠くなってきたな……」と思ったら取り外したほうが良いでしょう。そのままにして寝ると、顔のあたりにクッキリと跡が残ったり、頬骨が痛くなったりするかもしれません。また、朝起きたらヘッドセットがあらぬ方向に転がってる可能性もあるので、機器の置き場所にも、ご注意を。

あ、ダメだ。眠くなってきた。お仕事の途中ですが、ここで睡眠に入らせていただきます……。それでは、皆さま、おやすみなさい。

「PILLOW」のダウンロードはこちら(税込み990円)


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