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Meta Quest 2024.04.04

Meta Questシリーズ利用者全員に年齢確認を実施 18歳未満のプライバシーを保護 通知から30日以内に入力する必要あり【※4月5日Meta社からの回答を追記】

(※4月5日:Meta社からの回答を追記しました。詳細は記事後半をご確認ください)

Metaは、VRヘッドセットMeta Quest 2」「Meta Quest 3ユーザーの年齢に合わせた適正な体験を提供するため、Metaアカウントにサインインしているすべての利用者に、生年月日を再入力するよう通知してます。

3月下旬より配信されている通知を受信したら、30日以内にMetaアカウントにログインし、生年月日を入力する必要があります。30日以内に入力しない場合、自身のアカウントがなくなるわけではないものの、入力するまでQuestデバイスでMetaアカウントが使用できなくなります。

なお、生年月日情報は、利用者が共有することを選択しない限り、他の人には表示されません。また、間違った生年月日を入力してしまった場合は、身分証明書やクレジットカードを使って年齢を認証する方法もあるとのこと。

Metaでは、開発者がMeta Questの利用者の年齢を把握しやすくすることで、特に10代の若者に対して適切な体験や保護手段を提供できるように今回の対応を実施。年齢は、プレティーン(10~12歳)、ティーン(13~17歳)、大人(18歳以上)に分類され、ティーン以下でプロフィールが自動的に非公開となる他、プレティーンのアカウント設定には保護者の承認が必要となります。

詳細はこちら。

・大人(18歳以上): Meta アカウントを設定する際、プロフィールを非公開にするか公開にするか、現在利用しているアプリや自身のアクティビティ(最近のアプリや実績など)を誰に見せるかを選択できます。18歳以上の場合、初期設定でフォロワーにオンラインのステータスが表示されますが、いつでもオフにすることもできます。

・ティーン(13~17歳): ティーン向けMetaアカウントは、初期設定でよりプライバシーが保護されます。プロフィールは自動的に非公開に設定され、これによりフォロワーになるのにリクエストの承認が必要になります。さらに、自身のアクティビティ、オンラインのステータス、現在利用しているアプリは、自身が共有することを判断しない限り、自動的には他の人に表示されません。また、Meta Questには13~17歳の子ども向けのペアレンタルコントロールツールも用意されており、保護者は子どもたちの体験をカスタマイズし、VRの安全性に関する健全な対話をサポートできるようになっています。

・プレティーン(10-12歳): プレティーンのアカウント設定は最も厳しくしています。プレティーンの利用者のアカウントは「保護者が管理するアカウント」と呼ばれ、保護者が10歳、11歳、12歳の子どものアカウントを設定する必要があります。また、プレティーンがアカウントをを設定するには、保護者の承認が必要です。プレティーンのプロフィールは初期設定で非公開に設定され、アクティビティ、オンラインのステータス、利用中のアプリも同様に非公開に設定されます。さらに、アプリのダウンロードや利用を許可するかどうかも保護者が管理でき、保護者はいつでも特定のアプリへのアクセスをブロックできます。

4月5日(金)記事追記

MoguLive編集部では、今回のMetaアカウントの年齢確認についての通知時期と、アカウント使用ができない状態になった際の対処法について、Meta社に問い合わせを実施しました。下記がその回答となります。

――Metaアカウントの年齢再確認の通知について、3月下旬から送付されているとのことですが、日本ユーザーに向けても順次送られているのでしょうか?

3月下旬に一部ユーザーに試験的に配信をしはじめており、今週から徐々により多くの人々に展開をし始めております。日本ユーザーも対象となり、順次お送りをしております。

――「30日以内に入力しない場合、自身のアカウントがなくなるわけではないものの、入力するまでQuestデバイスでMetaアカウントが使用できなくなる」との表記がありますが、通知期間から遅れた場合、VRヘッドセット側にはどのような制限がかかるのでしょうか?

30日以内に生年月日を入力しないと、Metaアカウントが使用できなくなります。他の有効なアカウントでログインすればデバイス自体は使えますが、使用できなくなったアカウントでは入れなくなります。生年月日を入力するまでMetaアカウントは使用できなくなりますが、遅れてしまった場合も生年月日を入力し次第、再度利用できるようになります。Meta Questやモバイルアプリを再起動すると、残り日数が表示されます。また、残り1週間になると、メールとモバイルアプリでリマインダーをお送りします

――利用者が13歳以上の場合、クレジットカードを使用するか本人確認書類をアップロードして、適したアカウントを使用していることを証明するよう求められることがあります。」と記載されていますが、この確認書類はどちらに送ることになるのでしょうか?。また、本人確認書類の送付は、13歳以上全員を対象にしているということになるのでしょうか?

生年月日の入力を正しく行なっていれば本人確認についての書類などの送付は基本は不要です。誤って生年月日の入力をしてしまった場合(例えば誤って13歳未満にしてしまった)、13歳以上のアカンウトに戻したい時などに、Metaのアカウントセンターにて、クレジットカードの登録またはID書類の送付が必要になります。

(参考)公式サイト


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