2020年第3四半期、レノボは新たな一体型VRヘッドセット「Lenovo Mirage VR S3」をリリースします。エンタープライズ用途で、中国のPico社との共同開発です。発売国には日本も含まれています。
教育現場や企業用途を想定
「Lenovo Mirage VR S3」は、頭の回転だけに対応する3DoFのトラッキングを備えています。2018年にレノボが発売し、頭の動きに関しては6DoFを実現していた「Lenovo Mirage Solo」とは異なっています。
解像度は片目1920×2160、視野角は110度を確保。プラットフォームには同社オリジナルのThinkRealityを採用しています。開発には、中国のVRヘッドセットメーカーPicoが協力しています。
レノボは2020年1月、同デバイスを学校教育向けのVRソリューション“Lenovo VR Classroom 2と共に発表していました。当時は2020年春発売とのアナウンスでしたが、今回正式に第3四半期中発売としたものです。
米メディアRoad to VRによれば、単価は450ドル以下からスタート。実際の販売価格は要問合せとなっています。最初の発売国は、北米、中国、日本、イギリス、フランス、スペインです。教室内での利用時に生徒が着席したまま利用でき、デバイス価格を抑制できるとそのメリットを分析しています。
(参考)Road to VR、Lenovo
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。